同時通訳方式で行うとの井口の宣言・・・
それだけ緊迫した状況になってきたと言う事だろうと、4人は納得してうなずいた。
「ここを出て行くとはどういう意味ですか?」
「俺がここにいたばっかりに、前の住人の女の子も、そこの女の子も、物凄く怖い思いをさせてしまった・・・俺はなにをしていたんだ・・・今更こんな事を言っても信用してもらえないかもしれないけど・・・・オカシクナッテイタ・・・霊に・・・悪霊になりきっていた・・・人間を憎む・・・生者を憎む怨霊だ・・・まるで。」
三上は一気に話した。今までの自分を見つめて、パニックになっているようだ。
「それで?ここを出て何処え行く?まさか浮遊霊にでもなって彷徨うか?」
「彷徨ったら・・・彷徨ったらお嬢さんと会えるかな?」
「会えるわけがない・・・会えたとしても、お嬢さんをも怖がらせて終わりだろう・・・それでも良いのか?」
「い・・・いやだ・・・そんな終わり方はいやだ」
「だったら私の言う通りにしなさい・・・いいか?」
井口が強い口調で叱った。
「どうすれば良いのだ?俺は・・・」
続く