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お墓の復讐 3

2007-06-01

お墓の見える窓がある部屋のソファーに案内された。
この部屋にいるだけでお線香臭くなりそうなほど匂う。

私もお線香の匂いはもともと好きな方なんですが、
部屋に居ながらずっとでは・・・・少し考え物です。

「先生にお願いは・・・・この家は先ほどお話したように、境界線がとても曖昧だったので、ここの土地自体がとても心配だったんです。」

「うん・・・・そのようですね。私にも感じます。」

「か・・・感じるのですか?すでに???」

少し疑ったように遠藤さんは聞いて来た。

仕方ないだろう・・・疑われるのは慣れている。

「はい!ここは男性が病気や事故で、長生きできないでしょう。」

私はズバリといった。もちろん何の根拠もない答えだった。聞いてもいない段階である。

「男の人が・・・・ですか?」
はっきりしない返答が帰ってきたが、構わず話した。

「そうです・・・お父さんはご健在ですか?」
「はい・・・父は生きています。」
「じゃあ・・・先ほどから見える男性は・・・弟さんだな。」

「えっ?弟ですか?」

「ええ・・・先ほどからこう言っています。僕の片方の靴は何処にあるの?って・・・・」

「・・・・・・・・」

「ずばり言います。その男の人は、足をどうかされて、片足でいます。」

「・・・・・・・・・」
さらに沈黙する遠藤さん。

1〜2分たった頃だった・・・         突然わっと泣き出した遠藤さん・・・・

「どうですか?心当たりは?」
少したってから問いかける。

「ごめんなさい・・・・余りの驚きで・・・」

「それでは?」
「はい!弟が18歳で亡くなりました。」

「やはり弟さんが・・・・」

「先生にはまだ何も話していない筈なのに・・・と気が動転してしまいまして・・・・」

「片方の靴を探していますが、それも?」

「はい・・・実は、弟は悪性の骨肉腫で、右足を切断までしたんです。でも・・・転移が思いのほか早くて・・・・その甲斐なく死にました。」

「骨肉腫ですか・・・・それで靴を。」

「はい・・・病院に居る時は、片足分しか必要としなかった物で・・・片側は家に持ち帰っていたんですよ。」

「それで探しているんだな。」
「はい!そうだと思います。

「入院中 口癖でした・・・もう片方の靴を見たいな〜って。」

「そうか・・・・それが未練で・・・・」

「その事もこの家と・・・この土地と関係するのでしょうか?」

「まあ待って下さい!」
私は焦る 遠藤さんをたしなめた。
               続く                

Posted by kiyoman 20:36:07 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!
最近のマイブーム:もりそば・・・

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