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お墓の復讐 6

2007-06-03

二人は1足の靴を探して、家の中を探索した。

「こちらのようですよ・・・強く感じますが」

私が指し示したのは、表にある車庫の方であった。

「そちらは車庫になってますから・・・まさかそんな所にはないと思いますよ?」

遠藤さんは場所的に可笑しいと反論してきました。
しかし私は、場所が何処であれ、感じた方向を示すだけなので、探す事を促しました。

「さあ・・・探してみましょう?」
「分かりました・・・一応。」

多少引っかかりの有る言葉が返ってきたが、私は気にする事はなかった。

なぜならば・・・私のいう事に、脈略や経過などは必要ないからです。

二人は車庫の中に入った。

「こちらの方向ですね・・・・」
私が右手の平をレーダー代わりに向けた先には、交換用の車のタイヤが2本積まれていた。

そしてその横に小さな段ボール箱が無造作に置かれていた。

「この箱?なに・・・・これ・」
遠藤さんはそう言うとその段ボール箱の中を覗いた。

「サッカーボールだわ・・・幹夫が遊んでいた・・・あれ?これ・・・・薄汚れているけど・・・3本のラインの入ったスニーカー・・・これ?まさか これ?」

「そのようですね・・・少し見せて下さい。」
私は遠藤さんからその靴を受け取った。

「これは左足用・・・それに汚れていますが、履いた形跡ではなく、ただ・・・ここに置かれっぱなしのために汚れただけのようですね。」

「はい!失礼しました・・・先生」

「早速洗ってあげて下さい。」
「はい!今すぐに。でも母は何でこんな所へ」

「仕方ありませんよ。使わない左足の分でしたから・・・捨てなかっただけ感謝ですよ。」

「分かりました・・・そうですね。こんな所じゃ分かるわけ有りませんでしたね。すぐに洗います。」

遠藤さんはそう言うとお風呂場へ向かった。その汚れた靴を持って・・・・
                  続く

Posted by kiyoman 21:43:24 │Comments(1)TrackBack(0)

Posted by 以盛です at 2007-06-04 08:31:34

靴が見つかって良かったですね。
先生の「しかし私は、場所が何処であれ、感じた方向を示すだけなので…」という言葉は凄く重みがあります。
私も、先生の掌のレーダー探査機は承知しているつもりですが、
あらためて驚きでした!
しかし、基礎部分の柱あたりに、他人の墓石が埋められてるなんて…。これから、また読み進むにつれて心地よい緊張感に支配されそうです。

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
ピーマン・茗荷以外なら何でも好きです。
お酒はあまり飲めません。強くないです。
善哉が大好きです。

あっ!おまんじゅうと羊羹が苦手です。

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