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お墓の復讐 13

2007-06-09

並べられた3つの墓石・・・
どれも古そうな墓石であった。

角も割れてしまっていて、今のような固い石ではなく、本当に昔のお墓の石のような脆さを感じた。

「これが・・・これが家の家の下に埋まっていたんですね。」

「いえ・・・その表現は適切では有りませんよ。この家の、下敷きにされていた・・・と言う方が正しいでしょう。」

「そうですね・・・この方達のお墓の上で、私達は知らずとは言え、生活をしていたんですものね。申し訳ない気持ちで一杯です。」

遠藤さんは、悲しい目をして3つの墓石を見つめていた。

「井口さん・・・このお墓・・・どうしたら良いものでしょうか?」
遠藤さんのお父さんが恐る恐る聞いて来た。

確かにどうしたらよいか・・・非常に悩む問題だった。

「隣のお寺で供養してもらいましょう。もう古いことでしょうから、仕方ないでしょう。事情を話して、供養を兼ねて、置いてもらいましょう。」

「はい・・・供養代は、今までのお詫びという事で、もちろん出させていただきます・・・しかし、お骨もこの家の下に埋まっているのじゃないかと、とても心配になっているんです。」

「それが・・・お骨はここにはありません。墓石だけをここに持ってきて埋めたようです。これなら怒りますよね・・・」

「お骨はないのですか・・・良かった。お骨まで下敷きにしていたのであれば、たまらなくなります。良かった・・・本当に良かった。」

そう言ってお父さんは、隣のお寺に事情を説明に、飛んでいった。

程なくして帰ってきたお父さん・・・・

「住職は分かってくれまして、直ぐに墓石を運んできてくれとの事です。監督に頼んで、運んでもらいます。」

「うん・・・早い方がいい・・・」

そして3つの墓石は、無事にお寺の中に運ばれて、端の方にだが、何とか立てて改めて置かれた。そして住職のお経と、お線香の煙に囲まれて、その魂は静まった。

「形がつきましたね・・・これからは私の出番です。」

そう言って、一同は遠藤さんに家に場所を移した。

                  続く

Posted by kiyoman 20:24:53 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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