遠藤家に戻った一同は、初めの部屋にいた。
「あの墓石が土台に埋まっていたから、息子の右足が原因不明の骨肉腫で、切断したあへくに転移によるガンで死んだというのでしょうか?」
お父さんが一気に聞いて来た。
「おそらく・・・それを私は感じたからあのお墓が見えたのです。あのお墓を感じたのは、何ともいえない重苦しい怨念だったのです。」
「怨念・・・ですか・・・罪の意識でこうなったわけではないのに・・・・クソッ!」
お父さんは小さく嗚咽をもらした。
「その気持ちは分かります。しかしその家の主は貴方です・・・お父さん。それに男の跡継ぎ・・・それが幹夫くんだったのです。その跡継ぎを恨みの対称にする・・・末代まで怨んでやる、呪ってやる・・・というのと同じパターンです。」
「それでは私が男だったら、私が骨肉腫に?」
「正確には言えませんが、そうだと思います。」
遠藤さんが、両腕で、自分の体の振るえを抑えるようにして聞いて来た。
「可愛そうな幹夫・・・」
「墓石を土台にしていたのも事実。幹夫君が死んだのも事実・・・そして見えない墓石が私の言ったように、掘ってみたらありました。これで2つが線で結ばれた事になります。」
私はここでゆっくりみんなを見回して言った。
「肝心な事は、幹夫君は成仏できていない事です。自分の右足の靴を探し・・・ずっと・・・これも呪いです。ですから墓石を掘り出して供養する事が必要だったのです。」
{・・・・・・・・・・」
「呪いを解けば、成仏させやすくなる・・・・」
続く