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お墓の復讐 20

2007-06-16

「幹夫君・・・良かったな。オートバイのプラモ買ってくれるとお父さんが約束してくれたぞ。さあ・・・そろそろこの世ともお別れしようか?楽になろうな?」

私は幹夫君に微笑みながら言った。

「はい・・・靴がはけて・・・嬉しかったです。もう思い残す事はありません。」

「皆さんもいいですか?
「はい・・・お願いします。」
「幹夫・・・さようなら・・・・」

「では・・・・・・・・・・・・???」
印を結んだ私は、何かの抵抗感を感じて、途中で止めた。

「先生?どうしたんですか?」
遠藤さんが慌てて聞いて来た。
「うん・・・何か 幕のようなものが張っていて、僕の呪文が邪魔されている。」

「邪魔を?お墓のせいですか?」
「うん・・・そうかもしれない。」
そう言って私と遠藤さんは、窓から隣のお寺を覗いた。
例の3つの墓石が見えるはずだからだ。

「先生!!あれ!」

「うむ・・・なんでこうなったんだ・・・直ぐに行ってみよう。」

この時の光景は・・・・
綺麗に並べられていた3つのお墓が、どういう訳か3つとも前向きに倒れてしまっていた。

その前に置かれた、お線香とロウソクの立てられていた台ごと押しつぶすように・・・

「ご住職!お墓が・・・お墓が倒れています!見て下さい!!」
遠藤さんはそのお寺に走りこんで住職に叫んだ。

「何ですと?そんな馬鹿な・・・ちゃんと埋めて安定させた筈じゃから、そう簡単には倒れたりねぬはずじゃ・・・・どれどれ・・・」

倒れたお墓の前に私と住職と遠藤さん家族が呆然と立っていた。

「悪い気を感じるな・・・まだ・・・」

その時遠藤さんのお父さんの携帯電話がなった。

相手は今日 お墓の掘り起こしをしてくれた現場監督だった。

「なんだって!それは本当ですか?」
電話を持つ手が震えていた・・・・
いったい何が・・・まだあるというのだろうか?
                 続く  

Posted by kiyoman 11:24:15 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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