3つの倒れた墓石の前についた私達は、そこで驚かせる問題にぶつかった。
「このお墓・・・みんな割れていますよ。」
「うん・・・そうね。夜で気がつかなかったけど」
そこにあったお墓は、倒れた拍子なのか上部と下部が真っ二つに割れてしまっていたのだった。
「住職・・・この三つのお墓の表記を書き写してもらえませんか?」
「表記ですか?」
「はい・・・納められている方々の歳や、建立年月日など、何でも構いません。」
「分かりました・・・メモが必要ですね。」
「あっ!私 持ってます。」
そう言って遠藤さんは、カバンの中からメモ帳とボールペンを出して、住職に手渡した。
「それじゃ・・・お願いします。住職」
「分かりました。」
住職はお墓の表記を調べる作業にかかった。
「さあ・・・私の仕事は・・・この塩だ。」
そう言って墓の前にしゃがみこみ塩を一つまみして、お墓にかけた。
「デジカメで写真を撮ってみますから・・・」
こういう時は、肉眼よりデジタルカメラの画像の方が、霊を捕らえやすいのであった。
「カシャ!」
一枚 お墓の上を移した写真に、すでに異常が現れていた。
「この写真を見て下さい。」
そういって私は、デジカメのモニターを見せた。
続く