突然現れたこの墓地の住人達・・・
「もうすでに死者が出ている・・・このお墓を我々は静めたいのだ。」
私は霊たちに向かい、それを説明した。
「死者だと?お前達はよそ様の墓石を、家の土台代わりに使っていたのだろう?それを今更、被害者顔もねえだろうよ!」
老人の霊がそう言い放つ。
「確かに・・・みんなの言うとおりだ・・・今更 被害者と訴えてもしかたないことだと思う。だが分かってくれ・・・今はみんな反省している。だからこうやってお墓を建て直して、供養しようとしているのだ。」
「泣いているんだよ・・・お墓の仲の奴らがよ。お前らの土台になってしまった後には、誰も墓参りに来てくれる者が居なくなっちまったと・・・そりゃそうだろうよ。墓自体が行方不明じゃよ。」
「どうしたら良い?あんた達はどうしたら良いと思うんだ?」私は 静かに聞いた。その時の私の言葉つきの変化を感じ取ったようだ。
「こいつらの墓は、もう墓の形をしていねえ。まして土台になっちまって、土中深くうずまっていたんじゃな・・・お日様を浴びせて上げなきゃな!」
「この墓を建て直したらどうでしょう?!」
突然 割り込むように遠藤さんのお父さんが言ってきた。それは叫びに似ていた。
「おう!それそれ・・・この墓の中の奴らは・・・根が暗くなっちまったから・・・たたる心配はあるぜ?それを防ぐにゃ〜それが一番良い。」
「ちょっと待て・・・お前達は何でこんなに関わる?この3家を知っている者たちか?」
「ああ・・・よ〜く知っているぜ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
続く