「私はどんな理由があるにしろ、人間に直接的な危害や死を与える物は許さない・・・・たとえ、悔しい 悲しい思いを強いられてきた霊たちでもだ。」
「ま・まて!そう怒るな・・・おー怖い怖い。そもそもお前は何者なんだ?」
後ろの方で聞いていた老婆の霊が、初めて口を利いてきた。
ここの出てきた霊たちを紹介しておこう。
1 農作業をしていたのだろう60代後半の男
2 若いお坊さん
3 赤ちゃんを抱いた25歳くらいの女性
4 これも農作業をしているような50歳代の女性
5 どうみても堅気じゃないような髭面の男
6 幼い・・・まだ10歳に満たない女の子
7 そして最後に話しかけてきた老婆
これらの霊たちに共通している事は、みな着物姿であるという事だ。
時代背景も同じようだった。
「お前さんは変な空気をまとっているね?やだよやだと・・・そういう空気は・・・お前さんの気持ちは分かっているよ・・・こっちもそのつもりさ」
「じゃあ・・・このお墓の住人の人たちに直接謝りたい・・・出来ないのか?」
「分かったよ・・・おい!出てきなせえ」
その老婆が、倒れたままのお墓に向かって言った。
その横で、違う気に気押された住職が腰を抜かしていた。
「ゴーン!ゴーン!ゴゴゴー・・・・・・」
またしても先ほどのような不気味な音がした。
続く