不気味な鐘のような音がしたと思ったら、倒れた3つのお墓の上に、人影が現れた。
山下家・森本家・高岡家のお墓の上に、それぞれの一人ずつの人影だった。
「この人たちが、お前達を供養して下さるとさ?まあ当然だけどね・・・・」
「貴方達には申し訳ない事をしてしまいました。お墓を建て直してもう一回供養をしたいと思います。しかし・・・みなさんのその足は?」
そこに立つ人影たちは、みなどこかを押しつぶされたような怪我をしているようだった。
「おお・・・気がついたか?」
「まさか?この人たちの死因は?幹夫君の死と関係有るのでは?」
「こいつらは、みなこの村を襲った落石事故の被害者さ・・・そういうわし等もみなその落石事故で死んだんじゃがな・・・・」
「落石事故ですか・・・・足がつぶれていますね」
「そりゃひどいもんだったよ・・・みんなは直ぐに成仏の道を辿ったけど、この者たちは思いを断ち切れなくて残ったのさ・・・この落石事故自体は、あんた達には関係ない本当の事故さ・・・ただ たまたま思いを断ち切れない者たちの墓石を埋めちまったから話はややこしい事になったんだ・・・」
「地縛霊だったのに、無理やり・・・それで怨む心が強かったのか・・・・」
続く