私はある知り合いを通じて、江東区にあるクラブ(飲み屋さんの方)のママを紹介されました。
私は知人に連れられてそのお店の開店まえに、お店に伺いました。
私自身 こういう仕事をしていると、このような相手からの依頼が結構あります。
お金と女性が絡むと、恨みやねたみなど、なかなか難しい話になってしまう事も多数あります。
ここの場合は、それとは多少違いましたので、私自身も興味があり、赴く事になったのです。
その違いとは・・・・・
「初めまして・・・井口清満です。」
私は丁寧に挨拶をした。
「えっ!普通の方ですよね?井口さんですか?てっきり凄い衣装を着た方が来ると思っていました。」
「普通で悪いですか?悪ければ帰りますが。」
私は失礼な物言いに、少し機嫌を悪くして無愛想に言った。
「すみません!ママ駄目ですよ・・・そんな失礼な事を言っては・・・」
横に立っていた男性が、慌ててフォローをして来た。
黒のベストを着た 中年の男性である。
「お許し下さい・・・私はこういう者です。よろしくお願いします。」
そう言って差し出した名刺には
(クラブ 胡蝶蘭) マネージャー 斉藤 圭介と書いてあった。
「私は 招かれなければ帰る・・・ただそれだけです。そちらのママさんは、私より 気 がお強そうですから、私の出る幕はありませんよ。」
私はそう言って、知人に「帰ろう」と言ったのです。
コレ自体 私としては珍しい事なので、同行の知人が慌てた・・・・
「先生!待って下さいよ〜。サキエママ!!駄目ですよ・・・すぐに謝って下さいよ。あの言い方は失礼ですから・・・格好は必要ないんだよ・・・井口先生は。まったく・・・・」
私はエレベーターホールまで、すでに引き上げていた。
何かを予感させる・・・そんな始まりだったような気がする。
続く