説明を始めた斉藤マネージャー
「この部屋に住む女の子達・・・それも一人や二人じゃない女の子達が、直ぐに気味悪がって出て行ってしまうんです。はじめは私達の耳にも入ってこなかったんですが・・・・次第に出るときに(あの部屋変ですよ?何かがいて・・・私の足を引っ張るんです。それも連日・・・気持ち悪いし怖すぎて住む事が出来ません。)と言って・・・今は4人の女の子が寮として使っていますが、その子たちもみんな・・・同じ事を言います。中にはくっきりと足首に指型をつけてくる子もいます。」
「それで私や龍門氏に依頼を?」
「そうです・・・この部屋を出る子は、すぐに店も辞めて言ってしまうんで、困るんです。」
「それでは龍門氏ももちろんその原因の者をどかしたわけですよね?」
「あの人はそう言いました・・・しかし 立ち会った私には、何か違うような感じがしたんです。」
「その今も住んでいる4人の女の子達の評価はどうなのですか?」
「はい・・・そこなんですが・・・前は足だけだったのが、最近はのしかかられて怖いと言っています。」
「霊が動きを活発にして来たという事ですか。」
「そういう事だと思います。ですから私は、この部屋の変なものは、ぜんぜん払われていないと思っています。」
「・・・・・・・そうか・・・」
腕組みして考えている私を、後ろから不意に声を掛けてくる男がいた。
「これはこれは・・・井口さんじゃないですか?」
「貴方は?」
私の名を呼ぶ男に、見覚えは無かった。
「あっ!龍門さん・・・来てくれましたか?」
「斉藤さん・・・これは?」
「私は呼んでおりません・・・まさか ママ?ママがご連絡をしたのですか?」
斉藤さんと私の視線を受けて、サキエママはボーッとした表情のまま
「はい・・・先ほど私が連絡しました。井口先生もこれから来るって・・・・」
「なぜ・・・なぜママは勝手な事をするんですか!」
斉藤マネージャーもさすがに声を荒げて言った。
続く