「井口さんもきつい事をおっしゃる。」
「私はきつい事など言ってはいない。本当にそう思っただけだ・・・」
そう言って私は靴を脱いで上がるべきかどうな悩んだ・・・
それを見て察した斉藤さんが言った。
「井口さん・・・かまいませんよ。靴を履いたまま上がってください。」
「そうします・・・失礼しまう。」
土足のまま上がることに抵抗を感じたが、いざという場合の為に、今は許してもらおう。
斉藤さんも龍門氏もサキエママも、みな土足のまま上がった。
部屋の造りは2DK
まず目に飛び込んできたのがリビングだった。
私は用心深く部屋を見渡した。
女性たちが使っている部屋と言う割には、さっぱりした部屋だった。
「リビングには気配はないな・・・」
私はそう言って次の部屋に移動した。
そこはただ部屋の中にドレッサーが一つと、姿見のような大きな鏡が置かれていた。
「ここには布団をひいて女の子たちが寝ています。」
斉藤さんが説明してくれた。
「龍門クン・・・ここか?」
私は感じる気に、異様なものを感じた。
「そうです・・・」
龍門も神妙な顔つきに変わっていた。
続く