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足首を握りしめる「手」 37

2007-08-06

初めてサキエママの体から、ぶれて見えた霊体の実体・・・

その霊体は賢く、サキエママのままで攻撃を仕掛けてくる・・・このままではとても厄介な状態であった・・・

龍門クンの一撃が、霊体に衝撃的なエネルギーを与えたのだった。

「龍門クン!そのまま奴を引きずり出せ!勝負はその一瞬だ!」

「神の極光の力を借りて、われ十字架に聖なる光の剣と化して、破魔の力と物理的な力を、同時に与えたまえ・・・」

龍門はサキエママのちょうど頭の10センチほど上をひと薙ぎした。

それと同時に崩れ落ちるサキエママ。
残されたようにそこに立ち尽くす悪霊。

「お・おのれ〜。よくもおれの憑依体を・・心地よかったものを・・・」

「お前はどこまでも腐った心の持ち主なんだ・・・」
「俺は生前・・・強姦を繰り返して死刑になった程の、ぶるいの女好きさ・・・
高崎のお山が俺の住み家だったんだ・・・
もしかするとお前の妹も・・・俺が味見をした中に入っていたかな?」

「俺を怒らせようとしても無駄だ・・・お前と妹は、時代的交差はない・・・強がるのはよせ・・・」

「急に大人びたような事を言うじゃねえか・・・生意気な小僧だ」

「俺の名前は龍門 慎二・・・よく覚えておけ!」
そう言って一気に龍門は、銀の十字架を振り下ろした。

「が・・がはっ・・・やりやがるな。まだおれの精神は死なん・・・すぐに蘇るぞ!待っていろ・・・」

二つに分かれながらも融合をしようとする霊体・・・

「それは困るので、私がとどめをさす!」

私は融合し始めた緑の体に、手をかざし、念を貯めた気・・・念法で輪を描いた。
次の瞬間 その輪の空間は、一気に収縮して消えた・・・消滅したのだった。

後にはあの何とも言えない腐臭が広がっていた。

「あっ!井口さん・・・良いとこ取りだ!」

十字架を握りしめ、肩で大きく息をつきながら、龍門は悪態をついた。

「長引くのは良くない・・・それだけだ」
「そうですよね・・・長引くところか、こっちに残りの気が・・・残量ゼロをさしていましたから・・・やっぱり 危なかったですかね?まだまだ だな〜」

「君の仕事はまだ終わっていない・・・サキエママからきれいに除去してあげてくれ・・・・あいつの残留思念を・・・」

「人使いが荒いな・・・あははは わかりました。悔しいけどこちらの方が得意です」
               続く

Posted by kiyoman 02:35:15 │Comments(2)TrackBack(0)

Posted by 井口です at 2007-08-06 23:17:53

以盛先生 大変良い所をつかんでいますね!
龍門氏は、曲がりなりにも霊能者・・・
みんなそれぞれの手法があるので、秘密主義なんですよ。
共闘は、滅多にありません。

Posted by 以盛です at 2007-08-06 10:20:14

もの凄い臨場感と迫力で、まさに“手に汗握る”とは
こういうコトを言うんだと思います!
無礼な龍門氏とのまさかの共闘路線と、これまでに無いような
得体の知れぬ強豪霊体とのバトルは、如何に命がけの
魂のやり取りであるかを如実に物語っていると思います。
「お前たちは協力し合わない奴らのはずだ!」との霊体の侮りに対し、先生の「今日だけだ・・・今日はサービスデーなのでな。龍門くん やれ!!」というセリフは痛快ですね!。
思いがけない過去と意外にも霊脳力を持ち合わせていた龍門氏の
今後がどうなるのかも楽しみです。

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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