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足首を握りしめる「手」 38

2007-08-07

龍門は、サキエママの額に銀の十字架をかざした。
回復系には、カトリック系の聖なる力の方があっているはずだ・・・

「おかしい・・・井口さん!ママが目覚めません・・・」

「何だって?長い時間あいつの器にされていたので、それだけ生命エネルギーがうしなわれているのか・・・精神障害が残ってしまうかも知れないな・・・」

「止めてくださいよ、井口さん。それじゃあ僕の立場が・・・」

「その通りだ・・・君がサキエママの体に、奴を誘導したことが原因だ。」

「分っていますよ・・・責任は感じます。」

「じゃあ 何とかしろよ!」

「・・・・・・・・・・」

「時間が建てば経つほど危険値が増すぞ」

「井口さん・・・力を・・・力を貸してください・・・」

その時だった!サキエママの体の蔭から、緑色の手が現れて、龍門の足首をつかんだ

油断していた龍門は、みっともなく尻もちをついた。

「まだ居やがったのか?!しつこい奴だ」

そう悪態をついている間にも、龍門の体はズルズルとサキエママの体の蔭へ引き込まれていく・・・

「龍門クン、もう一度君の額に意識を集中してみろ!」

「さっきは偶然出来ただけで・・・でもやってみます!」

「井口さん・・・龍門さんの足首が、ママの体の中に消えていきます・・・」

斉藤さんも終わったと思った瞬間に見た この光景に驚いてしまったようだ。

「急げ!龍門クン・・・侵食されるぞ。奴は道ずれにしようとしているんだ。」

私はそう言うと、普段はあまり使わない、錫丈と五鈷杵を出した。
(錫丈は、托鉢のお坊さんがよく持っている、先が金属で、6つの輪っかが付いていて、音を出すものである)

五鈷杵は、密教法具で、剣を表す攻撃時に使うもの。)

               続く

Posted by kiyoman 01:35:57 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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