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シングルベッドのはずが 3

2007-08-10

男が消えて、コップの中の水が、見る見るうちに減って行った・・・

この頃はまだ私も若く、経験と言う意味では少なかった時期ですので、さすがにびっくりしてしまいました。

それでも落ち着くと慌てて服を着替えて、フロントに降りて行った。

もちろん確かめるためだ・・・

「すみません・・・404号室の井口ですが・・・」

仮眠をとっていたのだろうホテルマンが、眠たそうな顔で現れた。

「どうしました?」
「404なんですが・・・あの部屋・・・何かありましたか?」

「お客様・・・ご心配はありませんよ。あの部屋では何もありませんから・・・お疲れになって夢でも見られたのでは?今日は暑いし寝苦しさが手伝って・・・」

妙にフロントマンは落ち着いていた。
そこで私は切り口を変えてみた。

「ずばり言います・・・私の部屋に焼死した中年の男性が出たんですよ・・・水をくれと・・・これどう思います?私がここまで細かく 狂言を言う必要もないし、夢をここで語るほど馬鹿ではないつもりです」

少しフロントマンの顔が変わった・・・

「焼死・・・ですか。」

「そうです・・・相当苦しかったようですね。」

「お客様・・・本当にあの部屋では何もないんですよ・・・あの部屋では・・・」

「ただ・・・正直に申しまして、末尾に4がつく部屋に宿泊される方から、同じようなクレームは、過去に数件いただきました。」

「4号室?縦並びですか?このホテルは?」

「はい・・・きっちり縦に並んで建てられています。」

「確かに私も、部屋に入った時には、なにも感じなかった・・・しかしそこに出た」

「お客様は・・・霊感がお強いのですか?」

「ええ・・・普通の人よりは多少・・・」

「そうですか・・・それじゃあ 別のお部屋をご用意させていただきます。霊感がお強ければ、なおさら辛いでしょうから」

「それはありがたい・・・でも、やはり土地ですか?このホテルの前に建っていたものの・・・・」

「その通りです・・・」
フロントマンは、702号室のキーをよこしながら言った。
              続く

Posted by kiyoman 17:20:57 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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