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シングルベッドのはずが 7

2007-08-12

神村さんが104号室の鍵を開けた。

104号室・・・私が今日泊まっている部屋が404号室・・・
まさしくその一番下の部屋にあたる。
土地に問題があるとしたら、この部屋が一番強く影響が出ているはずだ。

「ガチャ・・・」
部屋に入ったと同時に私は思わず声を出してしまった。

「この部屋は・・・客室としては使っていないのですね?」

「はい・・・私がオーナーにお願いして、安く長期契約させてもらってます。」

「なるほど・・・」
私の目の前に現れた光景は、何と表現したらいいのだろう・・・まるでお寺か・・・客商売だからお線香こそ焚いていないが、立派な祭壇から、中年の男の人の写真に、
お酒や果物まであがっている。

「この男の人だ・・・さっきの人は」

「やはり・・・この人がここで焼死したおじさんです。」
「この部屋は供養のために?」

「はい・・・あと、少しでも魂を鎮めてあげたくて・・・」

「そうですか・・・しかし神村さん・・・おじさんが一番欲しかったものは、お酒ではなく、大量のお水だったのです。それも浴びるほどの・・・ね。」

「水でしたか・・・・確かに。しかし考えもしなかったです。」

「ここは幸いにもホテルですよね?浴室がすぐにある・・・この浴室に水を一杯張ってあげてください・・・それが一番喜びますよ。3日にいちどくらいのペースでお水を張り替えてあげてくだされば大丈夫です」

「人間て愚かですね。すぐに供養だったらお酒だ 果物だ、お線香だと・・・一番肝心な事を、私は見落としていたのですから」

「神村さんに限ったことではないですよ。」
「明日からやります・・・というより今日からですね?今のこの時間を考えれば」

お水の手配をさせたので、私の出来る事は何かを考えた・・・
                続く

Posted by kiyoman 10:16:29 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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