レリーフを手に1Fへ降りた私たちは、リビングのソファーに腰をおろした。
「このレリーフの人物か・・・でも私か感じる霊体は、複数なんだけどな」
「先生・・・この家は普段から変なんです。たとえば大した事はないのかも知れませんが、子供のおもちゃが、関係なくなったり動いたりするんです・・・」
「どれ?」
「このおもちゃなんですが・・・」
桜井さんが持ってきたお子さんのおもちゃ
ヒーロー物の剣のようなおもちゃだった。
スイッチを入れてみた。
普通に作動する・・・
「スイッチも入れてなく、おもちゃ箱に入ったままの状況で、急になるんです。」
「これが・・・」
私はいろいろいじった後、スイッチを確認して 自分の左わきに置いた。
「おもちゃは他にも?」
「はい・・・センサーで動くおもちゃが、これも夜中に動き出すんです・・・さすがに主人までも気持ち悪がって・・・」
「そうでしょうね・・・」
そう私が言った時だった。
「カキーン!」
まさしく私の横に置いたおもちゃの電子音だった・・・
主張するように・・存在を伝えるが如く 鳴り響いたおもちゃ。
私はすぐにそのおもちゃを手に取り、スイッチを確認したが、OFFのままだった。
ONに入れて振ってみたが、今度は鳴りもしなくなっていた・・・
固まる桜井さん・・・
「井口さん・・・」
続く