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賃貸物件の恐怖 8

2007-08-24

スイッチの入っていないおもちゃが鳴る。
通常時ならば、それほど驚く事はないかもしれない・・・
しかしこのタイミングで鳴った場合、さすがの私でも、不意打ちを食らった感じがして、少し固まったのも正直 事実でした。

「存在をアピールしていますね・・あはは」

「井口さん・・・私はこの家に引っ越してきて2年ちょっとなのですが、その間に2度の大きな手術をしました。心臓のです。
この家に引っ越してきてから・・・と言う事を考えたら、問題はやはりこの家かなと思ってしまうんです。
でも、いざ引越しの話になると、なぜか話が詰まってしまい、そのままここに住み続ける事になってしまうのです。まるで縛られているような・・・この家に。」

「そんな大きな手術を・・・」
「ええ・・・近いうちにまた検査に行くんです。定期的に検査をしなければいけないんですよ。」

「そう言う状況なのに、私に断られた・・・それじゃ嫌な気が倍増しますよね。確かに私自身、こちらから断る事は滅多にないんです・・・何故かがありました」

「はい・・・井口さんに断られてから、2人の他の方に依頼して来ていただいたんです。陰陽師の方と、霊能者の方でした。物を売られたり、勝手に送られたりしたんですが、結局解決に至らなかった・・・と言うよりも、ほとんど変わらなかったのです」

「・・・・・・陰陽師の方と霊能者ですか・・・お二人ともこのレリーフには気がつかなかったのですか?」

「はい・・・見事に・・・逆にこちらからこのレリーフは変じゃないですかと聞いたら、これはなんでもないと言われてしまいました。」
そう言って桜井さんは自嘲気味に笑った。
高いお金だけ取られてしまった自分に、がっかりしていたのだろう。

「それで・・・もう一度だけ井口さんにアプローチしてみようと思い、メールをしたんです。」

「うん・・・今回の桜井さんは、以前の桜井さんと違っていました。だから受ける気になったのです。」

「はい・・疲れ切ってしまい、以前のような気持ちではなくなったのも事実です。こんな病気になって、こんな家に縛られるのも、自分の運命なのかと思い、弱気になったんだと思います。」

「でも・・・それが良かったのだと思いますよ。」
「最後の頼みでした。」

「じゃあ・・・やってみましょう。まずこのレリーフに話しかけてみます。それからこの家にいる霊たちに話しかけてみます」

私は座りなおして 印を結んだ。
               続く

Posted by kiyoman 01:32:36 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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