「そこの奥さんが・・・焼死しました。」
「やはりそうですか・・・あの熱さは尋常な火事では無かったと思いますが・・・残留思念として、相当強く残っていますから」
「先生・・・今 この家は大丈夫ですか?憑いてきたりしていませんか?」
「うん・・・大丈夫ですよ。心配ないです。ともかく明日、行って霊を鎮めましょう。」
そう言って今日のところは寝る事にした。
翌日 朝起きて天気がいい事にホッとした。
ゴールデンウィークでも、初夏のような暑さであった。
廃寺の事を考えたら、天気がいい事がまずは救いであった。
お日様の光は、何よりも強い武器になるのであった。
一同が遅い朝食をとった所から、この話は急転し始めるのであった・・・
昼を過ぎても、私の腰が重く、みんなもなかなか腰を上げようとしなかった時・・・
私は急に気持ち悪さを覚えて、2階のトイレに駆け込んだ。そして嘔吐した・・・
「どうしたんだろう?」
自分でも急に気持ち悪くなったことに驚いて、みんなの場所に戻ると、皆がいない。
そうこうしている間に、一人 また一人と戻ってきた。
なぜか一様に青い顔をして、口元とお腹を押さえていた。
続く