腐臭漂う廃寺の中・・・
でも何故この中に閉じ込められるように居るのだろう。
まるで封印をされていて出れないかのように、じっとしている。
しかし吹き付けてくる気は、動いていないはずの彼女たちだが、気だけ近続いてくる・・・
襲いかかるような執念・・・
「このままでは浄化出来ないぞ・・・でもさっきの女の人は、この中に居る人の霊だと言う事は間違いないはずだ。出れないのに憑依・・・いやそれを超えた同化をした訳だから、並みの強さではない・・・手ごわいな・・・帰りたくなったよ・・・」
私はかなり弱気になっていた。
ここに来る前に、みんなを同時に襲った嘔吐・・・それもこの中から送ってきたしたら・・・遠隔での影響だから、もしかすると私より強いかも知れない・・・それも4体か・・・」
私は本当に弱気になっていた。
本当に珍しい事であった。
しかし逃げられない・・・木下家の人を不安に出来ない・・・
呼ばれてしまった訳だから、私以外も逃げられないのだと改めて思った。
残された方法はただ一つ・・・
浄化してあげ、終わりにしてあげなければ
ここから私の戦いが始まった。
しかし この時のやり取りは、その場にいた木下家の人たちには、大した事をしているようには見えなかったかも知れない。
裏での戦い。これが本当の戦いなんだ。
けっして派手なアクションもなく、道具も必要としない・・・
霊との裏の戦いのスタートだった。
続く