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きつね憑き 7

2007-11-06

受け取った名刺に視線を落とした。
そこに書かれていた名前は・・・・・そしてもう一度その年配の顔を見た。

「どうりでどこかで見た方だと思いました。政治家の先生でしたか。」

「あはは・・・ここは私の息子ので・・・不肖の息子の表向きは土建業ですら・・・お間違いのないように・・・お願いします。」

これ以上詮索はするなと言う眼光であった。

「私は気にしませんよ・・・貴方はかわいいお孫さんを助けたい、孫思いのお爺さんですよね?」

「孫思いの・・・お爺さん・・・これはやられましたな・・・確かにお爺ちゃんだもんな・・・あはは。阿黒先生・・・なかなかですな?この先生は。」

「そうでしょう!肝も据わっていますよ。じゃなきゃ、この場に来ていませんし、霊なんかと戦えませんよ。なあ 井口さん」

「いや・・・怖いですよ。実は・・・私は事務所と聞いていたのに、来てみたらこんなに大きなお屋敷じゃあ・・・逃げられないから開き直っただけですよ。」

「井口さんらしい言い方だ。すぐに行きますか?」

「そのまえに・・・阿黒さん・・・貴方ほどの人が・・・どんな感じですか?」

「あれは・・・重度レベルじゃ相当高い憑依じゃな・・・」
「そうですか・・・この辺には稲荷神社はありますか?」
「稲荷か・・・」
「雨の日に帰って来てから・・・と聞いたもので、その帰り道に何かに触れたのかと思いまして。」

「稲荷・・・・ある!あるぞ!!伏見稲荷じゃ・・・」

阿黒さんは手を叩いて言った。

「やはり・・・伏見か。そこのお稲荷様か・・・強いとしたら、ただの動物霊とは思えないから・・・そう思って聞いてみました。」

「井口さん・・・わしも助勢しますよ。」
「そう願います。心強いですよ。」

「本当にそう思ってくれるか?嬉しいがの・・・」

「もちろん・・・今回は腕力はいりませんから・・・必要なものは純粋な念気です」

「そう・・・その我々の気とは種類の違う念気が必要なんじゃな・・・」

私は頷いた。

「じゃあ行きますか・・・河野さん 案内してください。」

廊下にいつの間にか人だかりができていた。そこに立つ河野さんを見つけ声をかけた。
                続く

Posted by kiyoman 23:15:46 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!
最近のマイブーム:もりそば・・・

  August/2008  

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