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きつね憑き10

2007-11-09

しばらく進むと洋間のような所に辿りついた。
20畳程の広いリビングだった。
そこには2つの扉があった。

「井口先生・・・この扉の向こうです。」

「この先の部屋は?」
私は和服姿の女性に聞いた。

「はい・・・このドアの向こうは地下室に降りる階段になっています。」

その時河野さんが割り込んできた。
「井口先生・・・地下室には窓が無いので・・・・それで一番安心かと思いまして。」

「確かに窓があると危険ですからね・・・でも都合よく地下室があって良かったですね・・・」
私はその地下室がどのような使われ方をしているかを少し考えた・・・

「まあ・・・仕事がら・・・いろいろ便利な部屋なもので・・・厳しい質問は止めましょう。」

私はそれを無視して言った。
「さあ・・・行きましょうか。阿黒さんついて来てくれますか?」

「行きましょう・・・ただし地下の部屋のドアを開けるところまで、若い人に頼みましょう。井口先生の変わりはいないので、極力危険は避けましょう。」

「そうですね・・・」

その時 それまで黙って様子を見ていたお爺さんが言ってきた。

「井口先生・・・道具などの準備はしなくてもいいのですか?粗塩や十字架や数珠・・・ロウソクやお線香・・・などでも」
軽装でこの家に到着したままの手ぶらの姿を見て、多少不安になったのだろう。仕方のない事かも知れない・・・そう言うものだと思っている人がほとんどだと思っている。その方が重みがあるのは確かだからだ・・・しかし私には必要ないし、なにも持っていない・・・この両手しか・・・

「ご心配無用ですぞ・・・おじじ殿・・・井口先生の場合は、わしとはちと違うのでな・・・」
阿黒さんが代わりに答えてくれた。
この手の説明は苦手で、面倒だから助かった。

「河野さん・・・3人程人を貸して下さい。」

「はい・・・任せてください。近藤と大幹と関口・・・お前たちが前を歩いてお守りしろ!分ったな。それから・・・下で見た事は忘れろ・・・それだけだ、行け!」

「はい!分りました。」
              続く 

Posted by kiyoman 00:41:02 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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