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きつね憑き 11

2007-11-10

私の前を3人の若者は階段を降りた・・・

彼らも何度かは降りた事がある地下への階段だろうが、今日ばかりは勝手が違うのだろう・・・やけに慎重だ。

念のために上の部屋へのドアは閉めてもらったので、今は薄暗い電球だけが頼りの明るさだった。

「着きました・・・すぐに開けていいでしょうか?」
大幹という若者が震えた声で聞いてきた。

彼らにしても極度の緊張状態なのであろう。
仕方のない事だった。ここのお嬢さんが相手であるし、そのお嬢さんが恐ろしい力の主に変貌を遂げてしまっているのは、実際に見ているから・・・
その証拠に、3人ともどこかしらに包帯や絆創膏を貼っている。

私は3人を手で制止て、阿黒さんを見た。

「阿黒さん・・・準備はいいですか?」

阿黒が和服の袖から、ごっつい数珠を取り出しながら頷いた。

この人の癖は、無口になる事だった。

「さあ・・・開けてください。そして開けたら念のために貴方達は下がってください。危険かも知れないので・・・」

私は真っすぐドアを見つめながら静かに言った。

「き・危険なら下がれませんよ・・・俺達・・・怒られます!」

命令は絶対服従らしい・・・

「いや・・・私たちからの命令です。邪魔になるから・・・ねっ!阿黒さん?」

「そうだ・・・邪魔になる・・・心配するな。」
阿黒は3人にそう言って笑顔でうなずいた。

実際はホッとしたように顔を見合わせた3人だった。そして頷いて・・・

「それじゃあ・・・開けますから・・・」

ガチャ!ギギーッ・・・・・
ドアが開けられた。
               続く

Posted by kiyoman 00:45:34 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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