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きつね憑き 14

2007-11-11

先程までより、何倍にも怒気を膨らませてきているきつね憑き・・・

不思議なものだ、見た目はまだ幼い顔立ちの高校生なのに、叩きつけて来るこの怒気は、完全に獣のものだ・・・

しかし・・・この子の本当の姿は、この見たままの姿なのだ・・・

辛いだろう・・・何故こんな目に合わなければいけないのか・・・
そう思うと、早く何とかして解放してあげなければと思った。

「行くよ!阿黒さん。龍門さん。」

「準備はOKよ!急ぎましょう。井口さん」
「そうだな!こっちもOKだぞ!井口さん」

「まず阿黒さん・・・もう一度狐の動きを止めてください!止まったら龍門さんの音叉だ!分ったね。さあ!」

一気に気合いを高めていく阿黒さん・・・
周りに居る私でさえ気押される程の強い気だった。

目に見えない鎖が飛び、きつねに絡みつく。

すると今度はそれを見計らったタイミングで、龍門さんの拍子木が鳴った。

カキーン!カキーン!!カキーン!!!

これが木の出せる音なのかと思うほどの響きだった。
確かに普通の人が鳴らせる音ではなかった。
その拍子木に、特殊な気を織り交ぜて鳴らして、内部を揺さぶる・・・

先程までの怒気を爆発させていたきつねの動きが完全に止まった。

ガリッ・・・ガリッ・・・

苦し紛れに床を搔き毟る爪の音だった。

「神の卷属たる汝が、何故にこの娘にとり憑いたのか・・・その訳を知りたい。」

「がが・・・っ・・・こいつら3人は・・・我々稲荷の祠に・・・た・・・ばこのすい・・がらを・・・入れ・・・た・・・おそ・・なえものを・・・乗せる・・・皿の・・・上にだ・・・許せぬ・・・そんな・・や・・つらは・・・ながね・・・ん・・あそこで人々の・・・安全を見守ってきた・・・・われ・・われにとっても・・・初めての暴挙だ・・・許せん・・・」

「それは・・・・う・・・ん。良くないな・・・それじゃあ この子の他にも2人が?」

「ああ・・・・そいつらにも・・・だ」

「一つ確認がしたい・・・この子はそのタバコを吸ったのか?」

「いや・・・この子は吸っていないし、捨てていない・・・だが一緒に居た仲間だから・・・だ。」

                続く

Posted by kiyoman 23:31:03 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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