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きつね憑き 18

2007-11-18

目に鋭い怒気を滲ませていく・・・

「やばいぞ!!龍門さん!そっち何とかならないか!」

ドアの一番近くに居る龍門さんに叫んだ。

「井口さんが一番やばくない?!その場所は」

「うん・・・やばいと思う。でも・・・とにかく頼む!」

確かに稲荷に右手を突き出した状態で身動き取れない私が一番やばいのは事実だった。

その時だった・・・
「人間とは愚かな生き物よな・・・好奇心が災いする・・・・」

稲荷の先程まで真っ白だった体が、さらに輝くほどの輝きを増した。

その時になり私も初めて後ろに飛び離れた。

「気をつけろ!みんな。」
私は後ろに跳び、身を伏せた。

膨れ上がり2本の尾・・・・が振られた。

空気が・・・鳴る?そんな感じが一瞬した。

「ぐおっ!」
3人の若者たちの一番前に居た男がのけぞった。

カマイタチ・・・・本当にこのような現象があるものなのか・・・・
それも目の前で見た・・・そして感じた。

空気が鳴る音とともに・・・
のけぞった若者の胸の部分が、シャツとともにきれいに裂けていたのだった。
まさにパックリという表現が一番合っているような切れ口だった。

そして・・・驚いた事に、その出血量はわずかな事が不思議だった。

まるで切れた事に、傷口自体が気が付いていないのじゃないかと思うくらいに。

「い・・・いてえ・・・・冷たい痛さだ・・・いてえ・・・」
その若者は、やっと痛さを感じたのだった。

「阿黒さん!龍門さん!無事か?」

「何とかの・・・しかし・・・まあ驚いたぞ。」

「私も無事・・・ぎりぎりね。着物の背中だけは切れたみたいだけど・・・それだけ。心配ないわ。」

「止めろ!これ以上は。」
私は稲荷の前に立ちふさがった。

「俺もやり方を変える・・・」
そう言ったと同時に私は念気を右手から肩口に集中させ始めた。

「おう・・・井口の気が変わったぞ・・・・」

「本当・・・全く違う・・・なんて攻撃的な気なの?井口さんもこんな攻撃的な気があるんだ・・・・」

2人が驚くほどに、私の質が変わって行くのを、自分自身も感じていた。
攻撃的な念気に・・・
               続く

Posted by kiyoman 01:43:28 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!
最近のマイブーム:もりそば・・・

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