pagetop

プロの占い師が集う[占いブログ]

>このブログのトップ

過去のお話を読みたい場合は

カテゴリーを細分化して、お話別に何とかまとめました。
読みたいお話別にすべて読む事が出来ますので、そちらからお探し下さい。

  July/2008  

S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

きつね憑き 21

2007-11-22

「お・おまえ!何だ!この圧力は・・・」

今度は稲荷が後ろへ飛びのいた。

私は稲荷の問いかけを無視して

「阿黒さん!このお嬢さんを早くそちらへ」

私の足もとに横たわる、ぐったりしたお嬢さんを指差し言った。

「おう そうじゃったそうじゃった!」
阿黒さんも歳とは言え、体が大きい人だったから、一人でも小柄な女の子を軽々と持ち上げて階段の入り口まで連れて行きそっと下した。

「さあ・・・どうします?お稲荷さん。大人しく帰ってください。あの子たちには私からよく言っておきますので・・・ここは何とかお引きください。」

「なんと・・・この私に引けと?大そうな自信だな・・・」
「いえ・・・自信などありません。ただ貴方が相手だから必死なだけです。」

「お前の自信はその額の輝きか?」
「確かに力が漲っています。でも・・・過去に1回だけ経験がありますが、後がぐったりして大変なんですよ。生身の人間ですからね・・・」

「ふふふ・・・余裕のある奴だな。」
「悪いのはこちらです。お稲荷様は被害者です。しかしここから先・・・貴方は敵になります。」

「脅しか?そんな虚仮(こけ)脅しなど・・・」
「貴方は優しくないお稲荷様みたいですね」

「井口さん!私も加勢するわ。」
突然 龍門小百合が苛立ち私の前に出た。

「駄目だ・・・龍門さん!」
龍門の妹だけある・・・興味を持ったら抑えられないようだった。
長い拍子木をクロスに持ち、彼女のありったけの気合いの籠った気を吐いた。

部屋の中にその声の分だけビリビリとした震動が伝わってきた。

しかし・・・稲荷は低く構えて尾を振ってそれに答えた。

「ビシッ!」
弾けた音とともに、龍門さんは後ろへ飛ばされた。
「おっとっと!危ないとこじゃったな」
後ろに控えていた阿黒さんがキャッチしてくれたので、それ以上飛ばされずに済んだようだ。

「なんなの・・・このパワーは・・・」
「大人しく見ているんじゃ・・・井口に任せてな。」
阿黒は龍門を支えながらそう言った。

龍門小百合は、こんな時兄さんなら力になれたかしらと、ふっと考えた。
                続く

Posted by kiyoman 01:28:35 │Comments(0)TrackBack(0)

名前
メール
URL
コメント

▲ページの先頭へ

言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

Blog内検索

QRコード

QRCode