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きつね憑き 26

2007-11-26

「えっ?お嬢さんはもう大丈夫ですから・・・帰っちゃ駄目ですか?」

嫌な予感がした・・・
私は早く帰りたかった・・・
この家の雰囲気は、私は苦手だった・・・
ある意味霊の方が良いくらいに・・・

「そうおっしゃらずに・・・ここまでして下さったのに、このまま帰しするわけにはいきません。宴席を用意させて頂いていますので・・・どうぞどうぞ・・・阿黒さんからも・・・」

一番はじめに私を迎えにきた 河野さんがしつこいくらいに喰い下がってきた。

「井口さん・・・仕方なかろう・・・送ってもらわねば帰れんだろう?」
阿黒さんがクスクス笑いながら言った。

「阿黒さん・・・ここはどこら辺りなんですか?」
「そうかそうか・・・拉致られて来たんじゃったな・・・・あははは」
阿黒さんは今度は豪快に笑った。

「私も御馳走になってもいいんですか?」
龍門小百合が、とんでもない事を言ってきた。KYだ・・・空気が読めていない・・・

さすが龍門の妹だけある・・・なと思った。

「もちろんです・・・龍門さんですよね?貴方の働きも感謝しています。どうぞどうぞ!」
龍門小百合ははしゃいでいた・・・
まだ経験が足りないな・・・泣

「分りました・・・少しですよ?す・こ・し!」
私は観念した・・・少しだけ御馳走になって逃げ出すつもりでいた。
しかし・・・・

「さあ・・・こちらです。」
河野さんに通されたのは、30畳程の広さの和室だった。

そこに置かれた長いテーブルには、所狭しと料理が並んでいた。
端っこに座ろうとした私を、両脇から2人の若い衆に抱えられた。

「井口先生はこちらこちら」
あの少女の祖父である、貫禄のあるお爺さんに手招きされた。
私も軽い方ではない・・・それがいとも簡単に抱えあげられ、お爺さんの横の席に下された。

「井口さん・・・お子ちゃまみたい」
龍門さんが笑いながら手を叩いて笑っていた。
かたなしである・・・・
いわゆる上座であろう・・・これでは抜け出せない・・・参った・・・

程無くビールを注がれて乾杯になった。
ここからが長い長い・・・私にとって苦痛の時間になろうとは思ってもみなかった。
                 続く

Posted by kiyoman 01:07:27 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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