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きつね憑き 47

2007-12-27

「早く見せてみろ!お前の言う、2人を殺していないと言う証拠を・・・・」

私はポケットの中をごそごそと探った。

それと同時に動きが鈍いながら身構えた孤宮・・・きっとまた私が何か不意打ちのように出すと思ったのだろう・・・

私の右手に乗っていた物は、小さな数珠だった。
一人目の孤地という狐と戦った時に握っていた数珠だった。

「この中に封印しています。そしてあの石造の頭の中に今の一人と・・・」

「言い逃れだろう?信用されたければまずこの 金縛りを解け・・・」

「・・・・・・・・・・」
私は返事を即座にできなかった。
その力を知るからこそ、もし金縛りを外した時に、襲われたら私だけの危険では済まされなかったからだ。

「俺を信じられぬか?」
こちらの不安を見透かしたように言ってきた。

「御意・・・」
「御意?とな・・・・これは面白い・・・そのような返事が返ってくるとはな。信じろ・・・今は」
見つめあった状態が続いた・・・

「孤地の悲鳴と苦痛が聞こえた・・・だから孤地にそのような苦痛を与えた奴に興味があった・・・罰を与えに向かう事を止めてまで戻ってみた・・・そうしたら、面白い奴らがいた。舐めていたのは我々が悪かった。油断もした・・・行者ではないお主らのような普通の人間だったものでな」

「私は普通の人間です。」
「普通の人間・・・か。なるほど・・・今の世行者は、お主のような容姿なのか・・・」

「私は普通の人間です。」
私は頑固にそう言い続けた。

「面白い奴よ・・・まあ 信じろ!」

私は壊れた残り部分にお札を巻きつけた石像に近ずき、お札に手を掛けた。

「井口!」
「井口さん!」
阿黒さんと龍門さんが叫んできた。
               続く

Posted by kiyoman 23:15:22 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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