pagetop

プロの占い師が集う[占いブログ]

>このブログのトップ

過去のお話を読みたい場合は

カテゴリーを細分化して、お話別に何とかまとめました。
読みたいお話別にすべて読む事が出来ますので、そちらからお探し下さい。

  July/2008  

S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

きつね憑き 48

2007-12-30

石像の残骸に巻かれた、お札を剝す・・・

「うっ・・・・と、動けるようになった。御苦労・・・ふふふ・・・」

不気味な笑い方をしながら
こちらに向かって歩いてきた。

私の大きな賭けが、どう出るかは分からなかった・・・

「井口さん。」
「私も・・・。」
阿黒さんと龍門さんが 私のもとに駆け寄ってきた。

「本当にいいの?」
龍門小百合が聞いてきた。

「分らない・・・・賭けだ。」
私は目を離さずに答えた。

「何と?か・賭け?おいおい・・・」
阿黒さんが驚きながら聞いてきた。

男の影がぼやけた・・・
他の2体の時と同じだ・・・姿を現すのだろうか?

ドサッ!
男の姿が崩れた・・・その後ろに またも真っ白な妖孤が現れた。

尾は・・・4本・・・

緊張の対峙が続いた・・・

「一つ聞く・・・」
妖孤が聞いてきた。
「何ですか?」
「悪いのはどちらだ?」
「はい・・・人間です。3人の若者です」

「俺達は怒り・・・悲しんだ・・・そのような無礼な行いをする奴らがいる事に」

「私でも怒ります。」

「お前はそ奴らをどうする?」
「はい・・・もしこのまま許していただけるなら、この石像を建立しなおして、その3人の若者に、罪を償わせます。」

「罪を償うとな?いかようにして・・・」

「甘いとおっしゃられるかも知れませんが、今の世の中では命を差し出させる事はできません・・・だから・・」

「我らもそこまでは求めん・・・この石像を建立し直すならば・・・なっ!」

「はい!それは約束いたします。」
私がそう言った途端に、私の横に走り寄る人間がいた。
社長だった・・・女子高校生の父であり、肝の据わった職業の人物であった。

「社長・・・・」
「お稲荷様!お許しください・・・その3人の中の一人は、うちの娘です。まさかこんなひでえ事をするとは思いもしませんでした・・・ですから 私が必ずこの石像を建立し直させて頂きます。
そして 娘たち3人には、この神社の掃除を、出来うる限りやらせる事をお約束します・・・それだけじゃなく・・・この神社の寄付頭に、私がならさせて頂きます。どうか・・・どうかそれでお怒りをお鎮めください・・・お願いします」

社長は土下座までして約束した。

その時・・・また孤地の時のような、ブーンと唸るような音が聞こえた・・・・
まずい!カマイタチか?

しかし その音が途中でプッツリと途絶えた・・・
「必ず・・・・必ずその約定・・・守れよ」
4本尾の狐が答えた・・・
「はい・・・命に代えて!」
社長が断言した。

「お前・・・我らが仲間を 社の前にそれらの物を置き、札を剝せ・・・さすれば我らは引く・・・その条件でよいか?」

「それを信じていいのですか?」

「お前のその右手に握られた物が恐ろしいでな?いつでも投げられるように・・・しておっただろう・・・その気迫が我の動きを封じた・・・約束は守る。」

「は・・・い。ふーっ。ごめんなさい。」
私は一気に気が抜けた・・・

               続く

Posted by kiyoman 01:06:43 │Comments(0)TrackBack(0)

名前
メール
URL
コメント

▲ページの先頭へ

言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

Blog内検索

QRコード

QRCode