この部屋の中に閉じこもる女性の霊はいったい誰なのか?
この夫婦はそれを話しても驚かない・・・むしろご主人に至っては、号泣した。
はたして・・・
私はあらためて部屋の入口で、印を結んだ
「その心の内を聞きたい。私には貴女の声が聞こえる・・・貴女の姿も見える。私なら貴女の気持ちが聞けます。どうか 私にすべて見せてください。」
そう言って部屋に踏み込んだ。
私は部屋の中をゆっくりと見渡した。
その半眼の目で・・・
「ん? この部屋は?この家には○○さんご夫婦以外にどなたかお住まいなのですか?」
その部屋の中には、明らかに若い女性が生活できるような家具で埋め尽くされている。
かわいいベッドカバーが掛けられたベッドに、おしゃれなドレッサー・・・
しかし、おんなじ女性用でも あきらかに●●さんのイメージとは違うのだ。
「はい・・・ここには我々2人だけです。」
●●さんがうつむいたまま答えた。
「やはり・・・ここの部屋の住人が先ほどの女性ですね?分りました。」
私はあらためて部屋の中に集中した。
「いた!!」
続く