しかし・・・1人の男の子が、つまんだ宝石のようなガラス片をじっと見ていた・・・
「なんか俺の宝石・・・赤い色しているぜ。レアなんじゃねえかな?やった〜」
「どれ?本当だ!すげ〜」
口々に騒ぎながら、子供達は車を降りた。
「もう暗くなっちゃったな・・・ここの事、大人には内緒にしようぜ・・・分ったな。」
ガキ大将がそう言った・・・
他の3人はニコニコしながら頷いて、それぞれの家に向かって歩き出した。
車の放置されている場所は、背の高い草むらに囲まれている場所だった。
人の目にはなかなか触れる事のない場所だったのかも知れない・・・
しかし・・・この車には、異様な空気のような物が、渦巻いているようだった。
それは人の怨念のような・・・
それぞれの家に帰った子供達は、その日手に入れた、宝石のようなガラス片を、大切に机の引出しにしまった。
「あれ?貴ちゃん・・・珍しく机でお勉強?」
「えっ?そ・そうだよ・・・宿題 宿題・・・」
そう言って慌てて引出しを閉めた。
貴ちゃんとは、今日放置自動車を発見した子供の一人だった・・・
異変は・・・この貴ちゃんから起きたのだった・・・
続く