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乗り捨てられた放置自動車 7

2008-02-11

翌日の深夜に道橋氏より電話があった。

その声はとても沈んでいた・・・・

「井口先生・・・どうやら先生のおっしゃっていた変化が・・・本当に起こってしまったようです。」

「うん?起こってしまったと言うと・・・やはり問題のある方向ですか?」

私は自分の胸騒ぎを心配していたのだ。

「はい・・・反対していた一家族・・・近藤さんと言う家なのだそうですが、そのお父さんが・・・」
道橋氏は言い難そうにしていた。

「おそらく自力で原因を調べに動いたのでしょう?」

「あっ!は・はい・・・その通りなようです。分っていたのですか?そこまで」

「いえ・・・予想です。その方の気性ならと・・・それで?」
私はその後の話を促すように言った。

「はい・・・子供が寝ている時に、お子さんの机から持ち物から・・・すべて調べたそうなのです・・・そうしたら」

「そうしたら?」

「机の引き出しの中に、大事にビニール袋に入れられた、小さなガラス片を見つけたそうなのです・・・赤みががったガラス片だったそうです。」

「それをどうやって皆さんは知ったのですか?ガラス片を見つけた事を。」

「それが3家族にその近藤さんから電話が掛かってきたそうなんです・・・こんなガラス片は持っていないかと・・・もちろん子供たちがです。」

「ずいぶんストレートな方ですね?」

「ええ・・・押しがもともと強い方だそうです。思ったらすぐに行動しないと気が済まないと言うような・・・」

「ふーん・・・子供のような人ですね。そしたら?」

「ずいぶん失礼な言い方だとみんなは思ったそうですが、一応探してみたそうです。そうしたら・・・みんなガラス片を持っていたそうです・・・色はすべて透明だったそうですが・・・赤い色は近藤さんの家の物だけのようでしたが・・・・」

「ガラス片か・・・一体何のガラス片なのかだね?宝物になるようなガラス片なのかな?」

「明日みんなで集まるそうです。今度は近藤さんも・・・・」

「それぞれのお子さんの状況は?それが心配ですね。」

「回復して学校には行けるようにまでなったそうです。だから心配ないかとも考え始めていた矢先なんだそうです。」

「そうですか・・・それなら僕の出番はないですね。何かのウイルスかも知れませんね。」

「先生・・・私は違うように感じます。そのガラス片がはっきりするまで・・・だって未解決なんですよ?このまま何もなかったとはいかないのではないかと・・・」

「道橋さん・・・詮索しない事です。頼まれてもいない事に首を突っ込まない方が良いですよ。」

私は諭すように言った。
そして電話を切った・・・
これが 6月の23日だった・・・

子供達の具合が悪くなったのが<b>6月の16日で、ちょうど一週間前であった。

               続く

Posted by kiyoman 01:30:31 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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