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乗り捨てられた放置自動車 17

2008-02-22

それでも私の後ろから離れずに付いてくる一団
及び腰が少し可笑しい・・・
しかし この場合は笑ったらいけない。

車に到着した・・・

ナンバーは前も後ろも取り外されて無かった。

そして前に回った私は、そのフロントガラスに目が吸い寄せられた・・・

場所は助手席の方の真ん中より少し上・・・
クモの巣状にひび割れた真ん中に、ちょうど頭くらいのへこみがくっきり浮かんでいる。

車はまだ古くない・・・

白の某メーカーの 2000ccの乗用車である。

私は助手席に回った。
中は多少暗いので、よく見えないが助手席のダッシュボードの上を見る。

私はポケットからハンカチを出して、ドアノブをそっと掴みドアを開けた・・・

「先生・・・大丈夫ですか?」

小暮さんが聞いてきた。
いつの間にかみなさんは車をぐるぐる回って見ていた。

もちろん問題のフロントガラスも、顔をしかめながら見ている。

「大丈夫です・・・まだこの段階で警察に通報しても仕方ないですから、もう少し確認しましょう。指紋も気をつけていますから・・・」

「指紋・・・そこまで考えていたんですか?冷静だな・・・さすがだ・・・」

「犯人扱いが面倒ですからね。さあ 見てください。外からでは雨で流されてしまって、赤い・・・そう血ですかね・・・確認出来なかったので、中から見てみましょう。」

この段階でもガラス片(子供達の宝物)は私の左手の中に握られている。

「見てください・・・おそらく子供たちか・・・放置した人間がドアの開け閉めの時の振動で、ひび割れたガラス片が落ちたのでしょう・・・何片か赤いガラス片が落ちています。」

「本当だ・・・極 薄くだけど・・・ピンク色だ・・・恐怖のピンクですね」

みんなも覗き込むように寄って来たので、私は後ろに下がった。
                 続く

Posted by kiyoman 00:04:06 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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