「さあ・・・ここで何があったんだ・・・君の身に何があったんだ・・・・」
(見えてきた・・・薄暗い・・・なんて陰湿な所だ・・・霧が出ている・・・電気や電灯はないようだ・・・見にくい・・・でも間違いなく兵太クンと言う男の子の時代に入れたと思う・・・その証拠に右の方から子供の泣き叫ぶ声が聞こえる・・・徐々に近くに来る。
「お父ちゃん!どこへ行くの?なんでそんな怖い顔しているの・・・何で?僕何も悪い事としてないよ・・・お家へ帰りたいよ・・・怖いよ・・・お父ちゃん!」
鬼のような形相の父親・・・無理に感情を押し殺している事が手に取るようにわかる。口減らしのために・・・
それが仕方のない事だと言う時代があったのだ・・・悲しい現実。
ぐいぐいと子供の手を引いて行く・・・
しばらくついて行く。
ここは?沈み込むイメージ・・・やはり沼地だ・・・
真っ暗で人など誰もいない・・・
なんだ?この何かが腐ったような臭いは。
この沼から漂ってくる・・・ブクブクとあぶくが湧きだしている。硫黄の匂い?いや違う・・・これは腐臭のようだ・・・この沼から漂う臭いは・・・腐臭だ。)
この沼は明らかに、他の犠牲者も多数いるようだ・・・見ていて・・・悲しく辛い。
続く