「おまえ・・・おまえはかんけいないだろう・・・・なぜ邪魔をする! 」
自分の名前を呼ばれた事で、見つけられた事を理解し、またその異様な力を認めざる得なかったのだろう。
「見逃せ・・・わかった あの女を連れて行ったらもうここには来ない・・・だから今は見逃せ・・・」
「おまえ・・・どこへあの子を連れて行く気だ?もうお前の帰る場所は、あの世の中の最下級の場所だけだ・・・」
権造はまだ理解していないようだ・・・自分が帰るルートにしていたあの祠が消えた事を・・・
「なにを言っている・・・俺はほれ・・・あそこから・・・ん?」
「やっと気がついたか?あの窓・・・今まではあそこから自由に出入り出来ただろう?でも今は出る事も不可能だ。そしてあの入口・・・あそこももうお前が自由に出入りする事は出来ない。ここの住人の怒りだ。だから私はお前を捕まえやすくなった・・・逃げ場を失ったお前なら・・・」
「にげば・・逃げ場・・・待て!おれも親方に言われて女を集めているだけだ・・・俺は悪くない・・・俺が悪いんじゃねえ」
「その親方自体もうこの世にはいない。お前は誰の命令であの子をさらいに来ているんだ?命令なんかじゃない・・・お前があの子に執着しているからだろう?お前・・・あの子を犯したな?」
「い・・・いや・・・それは・・・俺はしきたりを教える・・・ためにだな・・・」
「醜い奴だ・・・だからあの子はあ前を恐れているんだな。この鬼畜野郎が。」
「あいつ・・・その後にすぐに・・・舌を噛んで死にやがった。くそ・・・上玉だったのによ。そのあとあいつの死体をあの沼に沈めてやったぜ・・・ざまあみろだ!」
「おまえ・・・やはりあの子の亡骸を、あの沼に沈めたのか?だからか・・・あの沼に・・・そしてこの場所に・・・いる訳か」
その時だった、私の一瞬の気の緩みを見計らって権造は部屋の出口へ突進した。
続く