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土地の記憶がリンクする恐怖 47

2008-04-28

私が振り返ったその視線の先には・・・
そこは河野文子の魂の裏側・・・

奥にしまいこんだ嫌な記憶の真うらだった。

そうか・・・2人の接点・・・嫌な記憶、恐ろしい記憶だけがちゃんと残っている。

そして繋がっている。

だから彼女は2人の記憶を持っているから、姿形は変わって、第二の人生を歩んでも、兵太くんの事が気がかりだし、覚えていたのだ・・・

たとえれば・・・瓢箪(ひょうたん)のような形をしている感じだ。

上部が河野文子の魂、下部がお良ちゃんの魂・・・そしてその中間は細い紐のようなもので繋がれているのだ。

「これを切れば・・・2人の記憶が・・・魂が分離される。よし・・・切り離すぞ」

その時だった・・・
「や・めて・・・それ・・も、あた・・・しなの・・だか・・ら・・きず・・つけな・・い・で」

「君は河野文子さんか?」

「そ・・う・・も・う おねえさ・・ん・・のところに・・は・でない・か・ら・・ゆ・るし・・て」

「君をいじめるつもりはないんだよ・・君はお良ちゃんでもあるのか?」

「そう・・・お良よ。おじちゃんの気持ちは分かっているわ・・・迷わないで、お願い」

まるで魂の中での多重人格のような現象を起こしているのだろう。

「分ってる・・・お良ちゃんありがとう」

自分のしようとしている事が、正しいのか間違っているのか分らなくなってきていた事を、お良ちゃんには見透かされていたようだ。

「あ・な・・た・・なに・を・いうの・・・おりょう・・ふた・・りで・・ひとり・・のは・・ず・よ・・」

「河野文子さん・・・君の言う通りだ、今までは二人で一人だった・・・あの男に対する恐怖が、二人を作り上げたのだから・・でも もうその男もいない。そろそろ本当に一つにならなきゃ、ずっと兵太クンに会えないんだよ?」

「あ・た・・し・は ひょうたな・・んか ど・うでもい・・い。も・ういち・・どうま・・れか・・わりた・・い・だけ」

「何だって?今までは違った事を思っていたんじゃないのか?」

「それ・・は・ちが・・う。あ・たしは・・おり・・ょうの・た・・めに・・・そ・ういっ・・てきた・・だけ・・ほ・・んと・・・うは・も・う・・どうで・・も・い・いの・・・あ・た・・し・をた・・すけ・・て・・おじ・ちゃ・・ん」

「本心か?でももう生まれ変わる事は不可能だ・・・君は人の心を失っている。お良ちゃんなんだよ・・君は。兵太クンのお姉さんなんだよ?忘れてしまったのか?」

「おじさん・・・もう良いよ・・・この子の言う事は聞かないで・・・兵太の為だけにいままでここに居たの私たち・・・だから迷わないで!」

お良ちゃんの意思ははっきりしていた。
決断の時なのか・・いまが。
               続く

Posted by kiyoman 00:47:41 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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