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土地の記憶がリンクする恐怖 49

2008-04-30

河野文子の顔が、お良の顔に変わっていく

「君はお良ではない・・・もう止めよう?こんな事をしても、私は騙せないし、躊躇しないよ。さあ・・・もう一度顔を見せて・・・河野文子ちゃん?」

顔が戻って行く・・・河野文子ちゃんの顔に・・・この子が悪いのでは無い・・・
確かにそうなのだ・・・悪いのはあの男
{宮坂権造}と{彼女のお父さん、おかあさん}なのだ。

この子は被害者なのだ・・・でも・・・

「良く聞きなさい・・・・消えるのは君だけじゃないんだ・・・お良ちゃんも兵太くんも消えるんだ・・・だから・・・」

「みんな?みんな消えるの?」

「そうだ・・・だがその前に、君とお良ちゃんの魂を一つに戻さなきゃいけない。そうしたら・・・また生まれ変われる。今のままじゃ君はずっとこの世を彷徨い、生まれ変わる事はおろか、醜い浮遊する霊になってしまうだけなんだよ?」

これは真実だった・・・このままでは彼女は生まれ変わる事は絶対できないが、二つに別れた魂が一つに戻れば、可能な話だろう・・・いつの日か。

「生まれ変われる方法は・・・それだけ?」

「そう・・・それだけだよ。」

「そう・・・私だけが犠牲になるんじゃないのね?」

「そうだよ・・・それに犠牲じゃない。
生まれ変わるためにはその方が絶対に良いからね。私も君が憎い訳ではない。助けたいだけなんだ。」


「分った・・・そうだね・・・もともとあたしたちは一人だったんだもんね。そーか・・・そうなんだよね。いいよ・・・」

「君が悪いんじゃない・・・あの宮坂権造もいない・・・君にひどい事をした、女郎屋の女将の お蛍も もうこの世に居ない・・・だから終わりにしよう。それでいいか?」

「分ったよ、おじちゃん。やっちゃって!一気にあたしを・・・・・」

そう言って河野文子ちゃんは背中を向けて座った。
             続く

Posted by kiyoman 00:34:52 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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