「うん・・・見える筈だよ。こんどこそ」
確かに不安なのだろう・・・これでも見えなかったらと思うと・・・分らないでもないが、試した事もないのは事実だ、私自身も。
「もしね・・・もし これで兵太と会えなかったら・・・河野文子ちゃんはには可哀そうで・・・もう戻れないんでしょう?」
「あのね・・・お良ちゃん。河野文子ちゃんは、君なんだよ・・・魂の元は一人なんだよ。ただそれが何かの間違いで、二つに別れてしまっていた・・・だから、彼女の人格を重く考えすぎてはいけないよ。」
「難しいんだね・・・何かよく分んない…」
そうだろうな・・・私も良く分からないで今回の事はやっているのだから・・・
難しい・・・本当に難しい・・・・
でも何もしない訳にはいかない。
お良ちゃんと兵太クンの為にも、そしてこの家の持ち主で、苦しんでいた乙部家の人たちの為にも・・・・
「君は何も悩む事はない。駄目なら駄目でまた考えればいいだけだよ・・・さあ・・・やるよ!」
続く