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井口清満の占いブログ

みなさんにとって、少しはお役に立つお話を出来ればと思います。
このブログが、沢山の方の目に止まる事を願い、書き続けていきます。

2008-05-03

土地の記憶がリンクする恐怖 53

さあ・・・これからがプレッシャーとクライマックスがやってくる!

「乙部さん・・・今までのいきさつを聞いていてくれましたか?」

私は突然 振り返り乙部さんたちに聞いた

「はい・・・ちゃんと聞いていました。井口さんの言葉で大体の流れは把握できています。」

友子さんがそう答えた。

「井口さん・・・この部屋 異常に冷えてきたように感じるのですが、気のせいですか?」

乙部さんのお父さんが言ってきた。

「いえ・・・その通りです。冷えて来たのは、水の中と同じ状況になって来たからです。沼の底・・・そう考えてくれればいいのかな・・・そんな感じです。」

「沼の中・・・道理で藻の匂いがすると思っていました。」

これもご名答だった。お父さんはなかなかやるな―と思った。的確だ・・・

沼の底に沈んでいる、兵太クンの意識と、ここに今いるお良ちゃんの意識を引き上げる為に・・・肉体は朽ち果てて、沼も消えてしまっても、関係ない。

「最後の仕上げです・・・見ていてください。こんなに大変な内容と作業になるとは思ってもみませんでした。でも・・・やりがいはあるな・・・本当に。」

そう言って私はお良ちゃんの肩に手を置いた。
もちろんみんなからは見えないが、私が手を置いた状況が、不自然ではなかった事は、分るはずだった。

「さあ・・・お良ちゃん、呼びかけるんだ、遙か昔の自分と兵太くんに・・・」

「兵太!兵太!!出て来て・・・あたしを見て・・・・」
お良ちゃんは胸の前でしっかり手を握りしめながら叫んだ。

「兵太クン・・・もういいんだよ。本物のお姉ちゃんだよ。今なら壁を抜けて来られるはずだ・・・どう?」

その時 部屋の窓がガタガタと鳴った。
ラップ音も鳴りだした・・・

乙部の皆さんは、キョロキョロト周りを見回して怯えていた。
「さあ・・・手を貸すぞ!」
               続く

次回は最終回です・・・

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