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水子の言葉に心救われる日 18

2008-05-25

改めて私は大樹君の魂に向きあった。

そこには見た目は裸の赤ちゃんの姿をした大樹君が、はいはいの状態で私を見上げている。

「ママもパパも、もう僕を心配しないでね。平気だから・・・今回は僕は生まれない方が良かったんだと思う。だからもう一度、ママとパパの一番良い時に生まれてくるから、その時は、可愛がってね・・・お願い、約束だよ。」

私はそんな大樹君の、本当に最後の言葉を伝えた。

「うん・・・約束するよ。また会おうな、大樹!」
お父さんが力強く言った。

「うん・・・その時までママは、強くって明るい性格のママになっているわ!約束するからね・・・大樹ちゃん。」

奥さんの顔からは、精神的な弱さが微塵も感じられないようだった。

「じゃあ・・・大樹君。お別れだ・・・」

「おじちゃん・・・ありがとう。おじちゃんに来てもらえてよかった。ぼくの為じゃなく、ママの為にも・・・本当にありがとう。じゃあね。」

私は大樹君に向かって、浄化の印を結んだ。

大樹君の目の前に、なだらかな上へ昇る坂道が現れた・・・

光の路と言う感じだ・・・

緩やかな・・・それでいて真っすぐに上につながった光の路。

その坂を大樹君は、可愛い歩みを繰り返していく・・・はいはいをしながら、時折振り返り、ニッコリほほ笑む顔が印象的であった。

次第にその昇りゆく姿の画像は、小さくなっていく。

画面がフェードアウトしていく感じと言えば、お分かりになるだろう。

「近藤さん・・・大樹君は、ニコニコしながらあの世の路を昇って行きましたよ。ご安心を・・・・・」

「井口先生・・・本当にありがとうございました。こう言う事って、分るのと分らないとでは、残された者たちにとっては、恐ろしいくらいに違いがあります。それを・・・この度は痛感させられました。」

奥さんは、はじめの頃と、別人のような冷静な顔をしていた。

さあ・・・これからは、このご夫婦に、アフターフォローのお仕事だけだ。
                          続く

Posted by kiyoman 12:16:13 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!
最近のマイブーム:もりそば・・・

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