「こんにちは、Mr.マイケル。お元気ですか?」
電話のボリュウムを上げてあるので、微かに聞こえてくる。明るい声だ・・・明日香良一であろう。
「ア・アスカサン?ナンデスカ〜ダメデスヨ〜コンナジカンニデンワシチャ〜ミンナニアヤシマレテシマイマス〜ネ。」
マイケルも良く頑張っている・・・精一杯な無理をしているのだろう。
「マイケル・・・もう良いでしょう?そんな嘘をつかなくてもね。すでにすべてばれているはずでしょうからね。」
「・・・・・・・・・」
マイケルは携帯を握りしめたまま、答えに窮してしまっていた。
私はそのマイケルの握りしめている携帯を取り上げた。
「井口だ・・・さっきはどうも。そしてありがたいプレゼントもありがとう。痛かったよ。」
「これはこれは井口さん。そこにいらしたんですか?」
「俺はあんまり大したことないから、苛めないでほしいな・・・」
「ほほーう・・・やはり井口さんには効きませんでしたか。まあ 予想はしていましたがね。」
明日香は妙に落ち着いた声で話した。余裕か・・・・
「そこに龍門クンもいるんですよね?豪華だな・・・・私も仲間に入れてもらいたいくらいですよ、あはははは」
「わざわざそんな事を言う為に電話をしてきたのか?」
「いえ・・・宣戦布告の為に・・・そう受け取っていただいて結構です。」
「そうだな・・・そう言う言い方の方が分かりやすくて良い。分って・・・受けて立つしか無いな。元山さんは我々が守る。」
「お手柔らかに・・・私は時間をかけた仕事は嫌いなので、早い勝負を
かけさせて頂きます。それをお伝えしたかったのです。それでは・・・」
そう言って電話は切られた。それを聞いていた龍門クンは
「俺は小者扱いか・・・舐めてやがる、あの男。」
「まあ そうカッカするな。それも狙いの一つなんだから。」
続く