pagetop

プロの占い師が集う[占いブログ]

>このブログのトップ

過去のお話を読みたい場合は

カテゴリーを細分化して、お話別に何とかまとめました。
読みたいお話別にすべて読む事が出来ますので、そちらからお探し下さい。

最新トラックバック

ラップ音 39

2007-02-22

「この家に祭られていて、荒廃して行くさまは見たくは無い・・・しかしこの家の当主は、まったく大切な物が分かっていないようだ。血筋とは、何代も続けるものではないのだな。良ければよいでこの家の金に人が群がり、人の心が荒廃した。その中で、あの書生のような惨い犠牲者まで出し・・・、この家が悪くなると、それと同時に祠や井戸が荒廃していく。人間とは勝手なものだ」
老人が土下座をしたままの姿勢で
「はい・・・その通りでございます。しかしお言葉を返すようですが、次の当主には心配がないと、私は判断しました。どうかその事をお汲み取り下さい」
「・・・・・井口か?」
私に声を掛けて来た。
「はい。私も掛けてみたいと思いました。ですからこんなだいそれた試みを・・・」
「我々は、何も求めん・・・ただ祭ってくれた者達の、幸せな顔が見たいのじゃ・・・分かった。早く祠を直せ!それがまずは約束だ・・・それの完成が分かった段階で、私は決める。良いな・・・」
「それでは今回のお怒りは?」
「とりあえず祠の改修まで待とうぞ」
「必ず 守ります!」そこにいた一同が、声を揃えて言っていた。
シュパッ・・・という感じで、周りの空気が変わり、目の前の祠は、なんら変わらずに建っていた。


後日談
その祠を立て直す事に渋々納得した主人だが、その工事事態の課程でも、いろいろの問題ごとがあった。

土台の地面が何故か 一部だけ盛り土をしても窪んでしまい、また傾いてしまうかもしてないと言う事で、工事が一度ストップしました。
最終的には家を建てるのと同じように、基礎工事から掛かる事で、解決しましたが、言葉には「磐石」という言葉がありますが、この家の場合、この地面の磐石さが、ことごとく危うかったのでしょう。

今年この次の当主になるためのお嬢さんは、とても優秀な成績で、ある優秀な中学校に受かりました。
きっと私の目を意識してくれながら、この家を守っていってくれる事でしょう。
そう信じて・・・
  長い話をお読みくださいまして ありがとうご  ざいます。次回はまた、霊の話の戻った内容で  お伝えしたいと思います。

Posted by kiyoman 10:54:01Comments(9)TrackBack(0)

ラップ音 38

2007-02-21

その重々しい声の方の方向には、逆行の光を背中に背負った、猛々しい男の人のが立っていた。
顔は光の加減ではっきりとは見えない・・・

「貴方の怒りに踏み込んだのは私です・・・お許し下さい」
「・・・・・・(無言)」
「私はこの家の主に代わってお詫びに参りました。」
「この家の主?それは違うだろう・・・たわけが!この家の主がそんな男ではないから私は怒っておるのだ・・・お前が頼まれてきたのは、その主の奥方と娘だろ?嘘をつかなくとも分かっておる」

「はい・・・その通りでした。申し訳ございません」
「しかし・・・奥方と娘が何度謝って許しを請うても、私の怒りはその主によって向かっておる」
「やはり駄目ですか?」
「お前は何が言いたい?」
私はここで、神様にお詫びの条件を出した。
「まずこの祠を早急に立て直します。それから井戸もきっちり作り直し、水を絶やさぬように致します。
それから・・・それらが終わり、ここの娘さんが大学まで入ったら・・・」
「入ったら?」神は強く復唱してきた・・・
「この罰当たりなここの今の主の、死をもって償わせます」
「なに?お前は何を言っているのか分かっておるのか?」
「はい・・・分かってます。しかしここの主の命は、誠に申し訳ございませんが、神である貴方様に与えると言う形ではありません。ただ・・・結果的に命で償わせます」
「先客に譲れとな?」
「はい・・・先客がいます。この家に昔、人柱として生き埋めにされ成仏できぬままに今日まで苦しんできた男がいます。源四郎さんといいます。その人は貴方と同じように、いえむしろそれ以上にこの家を呪ってきました。しかし先ほど潔く成仏の道につかれました。その男に私は、ここの主の命を差し出す約束をしました。ですから・・・先客です」

「私以上だと・・・」
少しやばいかなと思ったが、後の祭りであった。
「うわはっはっはっ・・・聞いておったぞ・・・私を誰だと思っている?あの男の事は、私も知っていた。不憫な奴とな・・・そうか・・・あの憎悪に満ちていた男が上がったか・・・うーん」
「あの源四郎さんと言う人も、ここの今の主である男には、価値がないと言っていましたが、この奥方と娘さんに賭けてくれました。そして何もせずに上がってくれました。ですから約束を守りたいのです」

「ここの奥方と娘は納得したのか?」
「はい!納得済みです。しかし大学までのあと数年間だけはお待ち下さい・・・今の彼女たちでは、まだこの家は守りきれません。これは私からもお願いします。」
急に空気に静寂が起こった。もう神の荒ぶれた気は掻き消えていた。

「ご老人、老婆、それに君も怖がらずに出ておいで、もう僕のボディスーツは必要ないようですから」
スッと・・・私の周りにあった霧が晴れた。
「お前たちも良くやるな・・・」神様が少し笑った声を出した。
「失礼しました・・・私はここの家の第6代当主だった、清兵衛と申します。この血筋の出来が良くない事は、十分分かっています。私にも責任があります」
老人が突然そう言うと、地べたに額を擦り付けるように土下座した。
                   続く

Posted by kiyoman 23:11:26Comments(0)TrackBack(0)

ラップ音 37

2007-02-21

神を黙らせる事は出来ない。
神を消す事も出来ない。

しかし・・・私でも出来る事が一つだけある。
神にお詫びをして、この家の今後の会心を約束して、今回だけは引き下がって欲しいと言う気持ちを
伝える事だけは 出来る。
その話が伝えられる・・・そして声を聞ける。
そこに掛けてみるしかないのだ。
「老人たちに協力してもらいたい事があります。
よく聞いて下さい。僕は生身の人間です・・・・
このままでは私の体と精神はもちません・・・
そこで貴方達の精神を、一時的に僕のボディスーツのように変形させて、僕に纏わせて下さい。」

精神が崩壊する事を防ぐ方法として、精神のみで生き続けるもの達の、強き精神力を、クッションとすることにより、長い間 神との交信を可能にする。

「わしらの精神力・・・精神力には自信がある。しかし相手は神ぞ?わしらなどの精神力など・・・」
その老人の答えに、2人の霊がうなずく。
「私の力をそこに足します・・・障壁としては出来ると思います。さあ 迷っている暇はありませんよ。」
「分かった・・・」3人の霊たちはうなずき合い、
霧のように四散した・・・そして私の周りに霧のようにボッと翳ったように纏わり付いた。
「お見事です!さあ 神と交信を始めます。」
「ハーッ・・・」気を高めていきます。
突然私に向かっていた強い気が弱まり、先ほどまでの突風のようなものも消えた。

「誰だ・・・我が中に踏み込んできた奴は・・・」
重々しい声が前方より聞こえてきた。
                 続く

Posted by kiyoman 21:43:09Comments(0)TrackBack(0)

ラップ音 36

2007-02-20

「○○さん、この祠を直してもらえるように、ご主人に言ってもらえますか?」
「はい・・・主人はとてもケチですが、この惨状はさすがに気にしていましたので、すぐに言います」
奥さんはすぐにそう答えてくれました。
「そうしてもらえれば助かります。さすがにこれでは神様も怒って当然かも知れませんからね」

そう言うと私は、もう一度祠に向き直った。
「神志一体 真眼光助・・・・・・・」
そう唱え、私は祠の鳥居をくぐりました。
グワーン・・・という耳鳴りにも似た感覚が、私を押し返すように抵抗感を与えた。
「むっ・・・つぅ・・・」
思わず顔を背けたくなる気持ちを、必死に抑え、前をじっと見て、鳥居をくぐった。

すると、先ほどの抵抗感が嘘のように消し飛び、明るい景色の中に祠が見えました。
しかし、鳥居の外から見た風景と、この鳥居をくぐった後の風景では、大きく違う点がありました。
祠までの距離が、こんなにも遠かったか?という疑問です。
外から見たら、3メートルほどの距離だった筈が、今こうして見ると、10メートル近くあるように感じるのです。
庭全体の距離を考えても、そんなにあるはずはないのですが、そう感じずにいられない気がしてしまいました。
「同じ地には立てずか・・・近くに寄らせてもらえないのかな?」
左手にはめた、自分の気を溜め込んである、増幅器の役目をするリングを触り、数歩歩いてみた。
「うーん。やはり変わらずか・・・皆さん聞こえますか?僕の声が?」
私は前を見たままで、鳥居の外の人と霊に話しかけた。
なぜか・・・鳥居の外が霞んで見えたもので。
「はい・・・先生の姿はちゃんと見えています。どうかなさいましたか?」
○○さんがそう答えた。
「外からは異常無しに見えるのか?やっかいだな」
これでは一人芝居をしているように見えてしまうじゃないか・・・と私は思いました。
「老人、老婆、お嬢ちゃん・・・力を貸してくれ。
私の横手にそっと立ってくれないか?
近すぎてはいけない。1メートルくらい間を空けて」
3体の霊たちの協力が必要だった・・・
ここから・・・は。
                   続く

Posted by kiyoman 21:21:06Comments(2)TrackBack(0)

ラップ音 35

2007-02-18

「ご老人 ありがとうございます。さてそれでは皆さん 祠に行きましょうか・・・」
もちろんこの時の言葉は、老人と老婆と幼い女の子に言いました。

「○○さん・・・それでは祠に案内して下さい。」
「はい 分かりました。こちらです・・・」
我々はその庭の一部にある祠に向かった。

そこに祠があった。
よくあるお稲荷様とは違い、白い鳥居があるかなり立派な祠だった。
神社より少し小さいが、良くある庭の祠とは、あきらかに違う。
これくらいの祠になると、しっかりと神様入れの儀式もされているだろう。
そこにあった祠は、明らかに傾いでいた。
向かって右側の地面が沈み、石垣が少し涼んでしまっていて、右に倒れ掛かっていた。
「これはいつ頃から傾いてしまっているんですか?」
「はい・・・2005年の終わり頃からなんですが・・・突然地面の沈下が始まってしまって。」
「ご主人はこれを見ても?」
「はい・・・無信仰心の男なので、大丈夫だ!の一言で・・・やはり先ほどからの源四郎さんの話と一致します。kのお屋敷を守るには、適していない人間のように思います。」

「やはり・・・そこまで信仰心がなかったのか・・・そんな事では我々の墓も荒れ果ててしまうわけだ。」
老人が嘆いた・・・
「この祠の傾いでいる方は、蔵ですね。蔵の壁にもう少しで寄りかかってしまう程ですね。」
蔵の壁とは、僅かに10cmほどであった。
「蔵とは・・・その家の資産の大きさの象徴だ・・・その蔵を、まるで押しつぶしように祠が・・・このまま行けば。この家は終わるぞ。」
老人が独り言のように言った。

「ご主人が理解者じゃないのが、一番のネックですね。これでは簡単に神様に詫びるだけでは済まないでしょう・・・直さなければ・・・」
私はお母さんに向かって聞くように話しかけた。
                  続く

Posted by kiyoman 22:37:41Comments(0)TrackBack(0)

▲ページの先頭へ

言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!
最近のマイブーム:もりそば・・・

  October/2008  

S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

Blog内検索

QRコード

QRCode