pagetop

プロの占い師が集う[占いブログ]

>このブログのトップ

過去のお話を読みたい場合は

カテゴリーを細分化して、お話別に何とかまとめました。
読みたいお話別にすべて読む事が出来ますので、そちらからお探し下さい。

最新トラックバック

足首を握りしめる「手」 40

2007-08-08

その後、私は斉藤さんからの招待で、何度かそのお店に顔を出した事がありました。

お店に出ているママの顔が、まるで別人のように見えるのは私だけでしょうか?
やはりあの時の・・・龍門氏を呼んだ時の顔が、憑依されたものの顔だったのでしょう・・・

斉藤さんが声を掛けてきた・・・
「井口さん・・・あの後、このお店がすごく明るくなったとか、内装やったの?とか聞かれるぐらいなんですよ・・・内装なんか壁紙一つ何にも手をつけていないのにですよ?驚きです・・・寮の方も苦情の一つも出なくなりましたし・・・本当に井口さんのおかげです。」

「それは良かった…確かに私から見ても明るく見えますよ。いい店だ。」

「私は井口さんより少し長く生きていますが、あの時に見た事は、この先においても一生見る事がない光景だったと思います。世になかには人では計り知れない所での戦いがあるのだとも知らされました。そして戦える人たちがいる事も・・・今日はゆっくり楽しんでいってください。あなたはこのお店の超VIPですからね。」

「なんか照れくさいな・・・それから龍門クンのその後は何か知っていますか?」

「ああ彼ですか?あの後私を訪ねてきて、前払いで払っていた報酬を、すべて返してきました。これから関西方面に行って、もう一度頑張ってみると言ってました。」

「関西方面?彼のキャラには合わない方面だけど・・・大丈夫かな?」

「こちらには井口さんがいるから嫌だそうです。自分のヨワッチイ所を見てしまった人がいる所じゃ、落ち着かないと・・・まあ彼独自の表現でしょう。井口さんには晃さんと言うね。」
そう言ってマネージャーは笑って戻って行った。

この体験をした時が、今から10年ほど前でしたから、彼はいま35歳くらいになっているでしょう。
連絡はとっていません・・・それが彼の健在を表していると信じています。
共同作業・・・本当に稀な事です。文の中でもあったとおり、霊能者やサイキッカーは、ライバルには手法は見せないものですから・・・もちろん途中で口を挟むことも基本的にしたくはありませんから・・・

どこかで龍門氏を見かけたら、井口が会いたがっていたと・・・テストをしてやると言っていたと伝えてください。

                完

Posted by kiyoman 01:49:28Comments(2)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 39

2007-08-07

龍門は、自分の掴まれた足に、十字架を巻きつけた。
そして胸の前で十字をきった!

私はその横で、錫杖を振り鳴らした・・・
「ガシャン ガシャン ガシャン!!」

「神よ・・・現世に迷いし悪気なる魂のこの者を、汝の命(めい)により浄化し、汝の足もとにひれ伏させたまえ・・・
煌々たる天の光により、消滅せしめり」

「シューッ・・・・」

「煌々たる光が、龍門の足首に巻いた十字架を起点に包み込んだ・・・」

断末魔のような最後の痙攣をして、音を立てながら消えた・・・今度こそ・・・本当に・・・

「これで・・・これで本当に終わりですよね?」
龍門は肩で息をしながら、私の顔を見上げた。

「ああ・・・これで終わりだと思う。しかししつこかったな・・・」

「はい・・・やはり一人でやらずに良かったと・・・自分の考え方に間違いはなかったと今 あらためて思いました・・・」

「私でもそう思う・・・一人でなくてよかったよ。」

「井口さん・・・ご謙遜ですよ。井口さん一人なら、もっと時間短縮出来たと思います・・・申し訳ないと思います。」

「話を聞くような奴らだとは、はなから思わないからな・・・しかし私でもサキエママの中に入っている奴が本体だとは思わなかったよ・・・さあ・・・サキエママの体の続きだ・・・急ごう!!」

「そうでしたね・・・でも、そちらは井口さんにチェンジです・・・」

「おいおい・・随分あっさりと頼むじゃないか・・・」

「もう・・・エネルギーが残っていません・・・恥ずかしながら・・・」

「確かに君の力の解放の仕方は、粗すぎるからな・・・制御がまだ出来ないから、余分な力を放出してしまっていたから・・・1の事に10の力を使えば、タンクは空っぽにもなるさ・・・」

そう教えて私はサキエママの体に向かった。
それから10分くらいしただろうか・・・サキエママが意識を取り戻した。

今回は、精神障害にまではなっていなかったが、一応病院に少し入院させることになった。
病院では一通り検査し終わった見解は、
「何をしたらこんなに弱るものなのか・・・」と不思議がってた。

医学では理解できない事は、たくさんあるものなのです・・・

               続く            

Posted by kiyoman 16:48:20Comments(3)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 38

2007-08-07

龍門は、サキエママの額に銀の十字架をかざした。
回復系には、カトリック系の聖なる力の方があっているはずだ・・・

「おかしい・・・井口さん!ママが目覚めません・・・」

「何だって?長い時間あいつの器にされていたので、それだけ生命エネルギーがうしなわれているのか・・・精神障害が残ってしまうかも知れないな・・・」

「止めてくださいよ、井口さん。それじゃあ僕の立場が・・・」

「その通りだ・・・君がサキエママの体に、奴を誘導したことが原因だ。」

「分っていますよ・・・責任は感じます。」

「じゃあ 何とかしろよ!」

「・・・・・・・・・・」

「時間が建てば経つほど危険値が増すぞ」

「井口さん・・・力を・・・力を貸してください・・・」

その時だった!サキエママの体の蔭から、緑色の手が現れて、龍門の足首をつかんだ

油断していた龍門は、みっともなく尻もちをついた。

「まだ居やがったのか?!しつこい奴だ」

そう悪態をついている間にも、龍門の体はズルズルとサキエママの体の蔭へ引き込まれていく・・・

「龍門クン、もう一度君の額に意識を集中してみろ!」

「さっきは偶然出来ただけで・・・でもやってみます!」

「井口さん・・・龍門さんの足首が、ママの体の中に消えていきます・・・」

斉藤さんも終わったと思った瞬間に見た この光景に驚いてしまったようだ。

「急げ!龍門クン・・・侵食されるぞ。奴は道ずれにしようとしているんだ。」

私はそう言うと、普段はあまり使わない、錫丈と五鈷杵を出した。
(錫丈は、托鉢のお坊さんがよく持っている、先が金属で、6つの輪っかが付いていて、音を出すものである)

五鈷杵は、密教法具で、剣を表す攻撃時に使うもの。)

               続く

Posted by kiyoman 01:35:57Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 37

2007-08-06

初めてサキエママの体から、ぶれて見えた霊体の実体・・・

その霊体は賢く、サキエママのままで攻撃を仕掛けてくる・・・このままではとても厄介な状態であった・・・

龍門クンの一撃が、霊体に衝撃的なエネルギーを与えたのだった。

「龍門クン!そのまま奴を引きずり出せ!勝負はその一瞬だ!」

「神の極光の力を借りて、われ十字架に聖なる光の剣と化して、破魔の力と物理的な力を、同時に与えたまえ・・・」

龍門はサキエママのちょうど頭の10センチほど上をひと薙ぎした。

それと同時に崩れ落ちるサキエママ。
残されたようにそこに立ち尽くす悪霊。

「お・おのれ〜。よくもおれの憑依体を・・心地よかったものを・・・」

「お前はどこまでも腐った心の持ち主なんだ・・・」
「俺は生前・・・強姦を繰り返して死刑になった程の、ぶるいの女好きさ・・・
高崎のお山が俺の住み家だったんだ・・・
もしかするとお前の妹も・・・俺が味見をした中に入っていたかな?」

「俺を怒らせようとしても無駄だ・・・お前と妹は、時代的交差はない・・・強がるのはよせ・・・」

「急に大人びたような事を言うじゃねえか・・・生意気な小僧だ」

「俺の名前は龍門 慎二・・・よく覚えておけ!」
そう言って一気に龍門は、銀の十字架を振り下ろした。

「が・・がはっ・・・やりやがるな。まだおれの精神は死なん・・・すぐに蘇るぞ!待っていろ・・・」

二つに分かれながらも融合をしようとする霊体・・・

「それは困るので、私がとどめをさす!」

私は融合し始めた緑の体に、手をかざし、念を貯めた気・・・念法で輪を描いた。
次の瞬間 その輪の空間は、一気に収縮して消えた・・・消滅したのだった。

後にはあの何とも言えない腐臭が広がっていた。

「あっ!井口さん・・・良いとこ取りだ!」

十字架を握りしめ、肩で大きく息をつきながら、龍門は悪態をついた。

「長引くのは良くない・・・それだけだ」
「そうですよね・・・長引くところか、こっちに残りの気が・・・残量ゼロをさしていましたから・・・やっぱり 危なかったですかね?まだまだ だな〜」

「君の仕事はまだ終わっていない・・・サキエママからきれいに除去してあげてくれ・・・・あいつの残留思念を・・・」

「人使いが荒いな・・・あははは わかりました。悔しいけどこちらの方が得意です」
               続く

Posted by kiyoman 02:35:15Comments(2)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 36

2007-08-05

スーツの両肩が裂けた・・・
しかし体までは届いていないようだ。
今までの彼であれば、あっさりと後退していただろうが、今の彼は、激情に身を委ねている怖いもの知らずの霊能者だ。

ある意味とても危険な存在でもある・・・しかし、そこは彼も、私がサポートについている事で、安心して暴走を始める事が出来るのだろう。

「しまった!」
龍門が叫んだ・・・悪霊を拘束する聖水の効力が、今の両肩への攻撃で外れてしまったようだ・・・

「甘いはな・・・ぐふふ・・・こんな聖水ごときで、俺の欲望の業火は消えやしないぜ・・・ぐふふ」

「そうはいかない・・・私がいる事を忘れられちゃ困るよ・・・」

念のために私の縛りもかけておいたのだ。

「なんだ!!お前たちは協力し合わない奴らのはずだ・・・今までほとんどの霊能者どもが、つまらない意地で歩調を乱して、逆におれの餌食になり、精神障害になった霊能者が多かった・・・なのにお前たちは・・・協力し合うのか?くそっ!」

「今日だけだ・・・今日はサービスデーなのでな。龍門くん やれ!!」

「サンキュウーですね・・・やっぱりまだ甘ちゃんか・・・修行が足りませんね。」

「これから修行すればいい・・・それよりも早く!」
「井口さん・・・今のまま攻撃すれば、サキエママの体や精神に傷がつく恐れがあります。その縛りを外してください。私がやります。」

「大丈夫か?本当に・・・」
「はい!必ず・・・」
「よし 任せた。」

私はそっと縛りを外した。それと同時に斉藤マネージャーに飛びかかる、着物姿のサキエママ・・・

「斉藤さん!しゃがんでください」
龍門は、斉藤さんに一声叫んで、踏み込んだ。

右手に握った銀の十字架から、白銀の光が伸びた・・・
それはまるで光の剣ように・・・サキエママの背中をないだ・・・

物理的ではない、聖なる光の剣・・・サキエママの実態には傷はついていない。

「ゴ・ゴ・ゴ・…グウ・・・グオー」

のけぞるサキエママ・・・その背中から緑色の悪霊の実態が、はじめてぶれて見えた。
「いまだ 行け!龍門クン!!」

「はい!!」
               続く        

Posted by kiyoman 23:16:23Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 35

2007-08-05

「龍門さん・・・駄目だ!君は神の教えを守ってくれ!!そしてその力でこいつらを退治して欲しい!妹さんもシスターを目指したんだろ?それなら尚更・・・」

「斉藤さん・・・ありがとうございます。俺ってそんなに悪い奴じゃなかったでしょう?・・・・でも・・・神に仕えようとした妹を・・・神は助けてはくれなかった・・・俺は何故?と何度も聞いてみたが、答えは返ってこなかった。答えを出してくれたのは、この化け物だったのが皮肉だが・・・」

そう言ってから龍門氏は、銀の十字架に、右手をかざした
「ハ〜ッ!!」

この時の気は、私から見てもまぶしかった・・・
彼のチャクラが光りだしたのを感じた。
額のチャクラだった・・・
おそらく自分でも気が付いていないはずだ。

龍門は、十字架についている長めの銀の鎖を、自分の右手に巻いた・・・そしてその手にきつく十字架を握った・・・

「くそーっ・・・あの水がおれの動きを止めてやがる・・・しかしそんなこけおどしは通じないぜ・・・」
悪霊は、ブヨブヨした両手を前に突き出し、その指を掻くように曲げた。
              
「グッ・・・」
龍門のスーツの両肩が裂けた・・・
               続く

Posted by kiyoman 18:25:49Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 34

2007-08-04

本日は 33・34の二話ありますので


「お前!この水の中に何を混ぜた!先ほどの水とは違うぞ! くそ〜!」

苦しみもだえる霊体・・・

「この水には、井口さんの気を取り込んで混ぜた・・・私に一番足りなかった攻撃的な気だったんだ・・・何故なら神の教えは、救えだったからだ・・・お前たちのような者にさえ、神は救えと・・・俺はしかしその教えを守り続けた・・・だから止めを刺す事を得意とせず、対話方式オンリーできた・・・その甘さがお前のような奴を見逃してしまった・・・自分でも嫌になるよ・・・」

「龍門クン・・・今は気を乱すね!」
「大丈夫ですよ・・・これくらい何ともないです。おれの過去に比べれば・・・」

「お前は何でそんなにむきになる・・・俺はお前には何もしていないぞ!」

龍門は、霊体のそんな言葉は聞いていなかった。

「俺の・・・俺の妹は・・・レイプされて殺されたんだ!!」
「妹が?俺に何の関係がある・・・」

「俺の妹もシスターを目指していた・・・
そんな頑張り屋の妹が、ある雨の日の帰り道、1BOXカーに乗り合わせた、最初から獲物を物色していた奴らに目をつけられた・・・発見された時は山の方で全裸で見つかった・・・警察が言うには、死亡理由はとうしだったそうだ・・・まだ生きている傷ついた妹を、男たちは全裸で車から降ろし放置したようだ・・・鬼畜野郎たちだ!俺はこいつらを許さないと生きてきた。こいつらに復讐を誓った段階で、俺は神の教えに背くつもりだった・・・今回お前のことで自分のスタイルを変えることぐらい何ともない・・・躊躇もない!!」

「龍門クン!!」
「龍門さん・・・冷静に・・・」
斉藤さんも心配して叫んだ。
                 続く

Posted by kiyoman 19:43:20Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 33

2007-08-04

龍門氏が変わって行く・・・・

冷たく「霊だけを消す事が、今回の依頼ですから」と言い放った男から・・・

今私の目の前にいる霊能者は、どちらかと言うと私に似たタイプだ・・・

龍門は、ジャケットの内側に手を入れると、それぞれの指の間に、3本の小瓶が挟まれていた。
先ほど1本使った聖水の小瓶と同じであった。

「そんな物は俺には効かない・・・さあかけてみろ!」

挑発的な言葉を、着物姿のサキエママのまま、声だけ不気味な声に変って言うのだからまいってしまう。

「龍門クン・・・体はサキエママだから・・傷つけないように気をつけろよ」

「分かっています・・・」
そう答えると、指にはさんだ3本の小瓶の蓋を、器用に一斉に回して開けた・・・

「カラーン・・・カラン・・カラン」

「行くぞ・・・・これが効かないかどうか、お前の体で試してみろ!!」

龍門は、小瓶を指にはさんだ右手を、たすき掛けのように振りかぶって、斜めに振り下ろした!

「シューッ!!」
時間差で3本の小瓶の中身が、サキエママの顔から体に命中した・・・

「フォフォフォフォ・・・・効かぬは・・・こんな水は・・・聖水だと?寝ぼけ折って・・・・そんなもの・・・・?」

「効かないかどうか・・・これからさ」

龍門は、ジャケットの内側から、少し大きめの、銀の十字架を出した。

「おまえ・・・この中に何を混ぜた?先ほどまでの水とは違うぞ?!」
              続く      

Posted by kiyoman 01:29:45Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 32

2007-08-02

「井口さん・・・正直に言ってなかったことがあります。」

「何ですか?斉藤さん」

「実は井口さんに被害の話として、女の子が足首を握られて、指の跡などをつけられたり引きずられたりして、怖くて出ていくなりお店を辞めていった・・・と」

「・・・・・・・」
「実はそれだけの被害じゃないんです。半狂乱になった娘もいました。パンティまで脱がされて・・・何かに犯されたと。私も見ましたが、両方のモモにも指の跡がくっきりとありました。でも、周りの娘たちには何も見えないから、その娘が一人で一人で騒いで一人でブラやパンティまで脱いで、何やってんのよ!と思われて・・・辛かったと思います。ある意味みんなの前で犯された訳ですから・・・・・」

「おまえ・・・・それはやっちゃいけないことだぞ!!」
私より先に龍門が叫んだ!

「井口さん・・・こいつは俺にやらしてください!お願いします。」

斉藤さんの話を聞いたと同時に、先ほどまでの冷たいほどクールだった龍門氏が変わった・・・

話の中に、龍門の過去に触れる事でもあったのだろうか・・・

「ああ・・・今回は私がサポートしよう」
「ありがたい・・・心強いです!!」

                続く

Posted by kiyoman 17:19:39Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 31

2007-08-01

「龍門クン・・・君はママの中の物を制御していると言ったけど・・・危険なようだ」

私の表情と物言いに、さすがの龍門も飛び退った

「斉藤さんも逃げてください!!」
私は隣で呆然としている斉藤さんに叫んだ!!

普通の人は、こういう時に理解できなくて厄介だ。

見た目はママのまま・・・
でもその中身が変わっていっている事を理解できないからだ・・・

「制御出来ていたはずなのに・・・どうしてだ!」

龍門は焦っていた・・・

私の手前かっこ悪いからだ・・・・

「大丈夫か?龍門クン?そいつは他の3体より、強いみたいだぞ?気がつかなかったか?」

「マジですか?本当だ・・・こんなに瘴気が強くなっている・・・

「お前などに俺は抑えられない・・・他の奴らは俺が作った影だ・・・俺は本体だからな・・・」

「あいつらは影?道理でぎぎーとかしか言わなかった訳だな・・・」

私は今気がついた・・・あいつらの手ごたえの無さを・・・

「俺は女が好きだ・・・犯して犯して犯しまくってやるんだ!!ひひひ・・・」

「それでこの部屋に住む女の子たちの足を引っ張ったり・・・」

「引っ張るだけじゃないぜ・・両足を持って、思い切り広げてやったりもしたさ・・・その時の女たちの恐怖に引き攣った顔がたまらねえ・・・ひひ」

「斉藤さん・・・こいつの声なら聞こえますか?こんなけ現生の欲望が強く残っている奴だから、生々しい気を持っているはずだから」

「はい・・・はじめは気のせいかと思ったんですが・・今ははっきり聞こえます・・・とんでもないやつだ・・・」

「何がとんでもないだ・・・お前たちが新しい女を勝手に補充して来るんじゃねえかよ」
             続く

Posted by kiyoman 23:36:19Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 30

2007-08-01

自分の仕事は霊を消し去る事だけで、人を助ける事は、今回依頼されていない・・・
そう言い放つ 龍門。

「じゃあ 今 サキエママの中に居るものは、君に任せていいんだな?」

「できればついでにババーンと、やっちゃってくださいよ。」

「その中のものは、暴れたりしないのか?」
「抑えつけてあるつもりです・・・少しへんな神経の人みたいになっていますが」

それを聞いていた斉藤さんが      

「井口さん・・・ママがそれじゃ困るんです。何とかしてもらえませんか?」

私はあらためてサキエママの方を見た・・

その私の眼が変わった・・・・
龍門クンもママに背中を向けているから気がつかなかったのだろう・・・・ママの表情の変化を・・・

               続く

Posted by kiyoman 15:20:35Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 29

2007-07-30

本日はこの29 のほかに28も載せましたので、そちらを先にご覧ください。

大きくため息をつく龍門氏
「井口さん・・・これきついですね?」

「ああ・・・悪意ある霊体を消し去るのは、半端な集中力じゃないからな・・・」

「井口さんはそれを2体もすでに消し去っている・・・大したもんだ・・・」

「おや?褒めてくれるのかな?」
「これでも意外と素直な方なんですよ。」
「なるほど・・・君は素直なんだ・・・」
「なんか引っかかる言い方ですね?」
「うん・・・引っかかって結構・・・」
「・・・・・・・・・・・」
私をじっと見つめたまま黙る龍門氏

「素直ついでに教えてくれ・・・なぜ君は徐霊を・・こいつらを消さなかった?」

「4対1ですから・・・勝てたとしても、こちらも無傷ではいられません。割が合いませんよ。」

「じゃあ・・・このママに憑依した奴を、君は知っててどうするつもりだった?」

「ママに1体ずつ憑依させて消すつもりでした。」
「なに?憑依される人間の体がどうなるか、君だって知っているだろ?」

「ええ・・・生命エネルギーが、どんどん奪われます・・・悪くすると死・・・または発狂するでしょう。」

「・・・・・・・・」
「僕が依頼された仕事は、この部屋の霊を消し去ることです。」
              続く

Posted by kiyoman 18:20:48Comments(1)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 28

2007-07-30

裂ぱの気合いを発する龍門氏・・・
龍門氏の目前で、床に落ちる霊体。

床の上をのたうちまわる・・・・

「これはエクソシスト?」
「そうです・・・私の場合は、カトリック系の能力です。そしてこれが聖水です。」

先ほど掛けた水は、聖水だったようだ。

「かなり力はあるようだな・・・でも、そろそろ楽にしてあげなよ。」

私はのたうち続ける霊体を指差しいった。

「この匂いもたまらないからな・・・」

「私の能力は、とどめ的な力は弱いのです。映画などで時間がかかってしまうのは、あながち 間違いじゃないんですよ」

「それなら私がやる・・・・」
そう言って、私はのたうつ霊体に右手を向けて、その手を一気に握りしめた。

それと同時に小さくなっていく霊体・・・
そして消えた・・・・

「ふー・・・・」
そう言ったのは、私より龍門氏が先だった。
                続く

Posted by kiyoman 09:24:51Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 27

2007-07-29

すか私も馬鹿ではなかった。
ただ自分の除霊を、龍門くんに黙って見せるつもりはなかった。

正直 守りには役立つと思っていたが、この場で彼の実力が見れる事がベストだった。

あのぞんざいな口のきき方が、実力にうらずけされたものなのか、それとも口だけの男なのか・・・・

いま偶然にもその機会がやってきた。
龍門クンも自分に被害が及ぶ状況下では、動かざる得ないのであった。

また私のやっている事に、少し興奮したのと、力の顕示欲に駆られたのかもしれない。

どちらにしても、私には助かる展開だった。

一気に襲いかかる霊体・・・・

胸の前で十字を切った 龍門氏・・・
そしてその手に握られている小さな小瓶。

彼はその小瓶の蓋を急いで開け、向かってくる霊体に小瓶の中身をかけた!

龍門は、小瓶の中身をかけた後、両手を胸の前で組、指をしっかりと絡ませた。

まるで教会で懺悔するときのスタイルに似ている。
「ハッ!」
裂ぱくの気合いが、龍門クンの口から出た。
           続く

Posted by kiyoman 18:11:55Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 26

2007-07-29

霊体の残り1体の、急激な方向変換は、私も予想外だったためついていけなかった。

これは霊能者として失敗でもあった。
斉藤さんとサキエママを目指して一直線に・・・
しかしそこには龍門氏が立ちはだかっていた。

「龍門クン!」
何が起こったのか見えないので分らないままでいる斉藤さん・・・

しかしさすがの龍門氏も動かざる得なかった。

「分っていますよ・・・これが井口さんの狙いでしょ?」
そういって少し笑いながらも、斉藤さんたちを守るように前へ出た。
「頼むぞ!!」
そう言って私も少し笑ったような気がした。
             続く

Posted by kiyoman 00:01:34Comments(2)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 25

2007-07-28

室温がどんどん上がっている・・・
「斉藤さん・・・少しだけ我慢をしてください。」

「分りました・・・井口さんがそう言うのであれば、悪い意味ではない事だと思いますので。」

「井口さん・・・この蒸し暑さは井口さんが?」

「悪い・・・龍門クン。今は手が離せないので、質問は後に願いたい。」

私はさらに両掌に集中して念気を放出した。
サキエママは着物を着ているのに、先ほどから汗ひとつかいていない・・・
やはり間違いなく憑依しているのだろう。

その時中を走り回っていた霊体のうち1体が、話をしている私に唐突に向かってきた。

「あぶね〜!」
今度は私の右肩にぶつかってきた。
凄い衝撃だった。
思わず片膝をつく私に、もう1体が向かってきた。

その霊体の顔の前に、とっさに開いた右手をかざした。

「ギキーッ!!お・おのれ・・・」

今度は部屋の天井に緑色のシミが広がった。
そして臭い匂いとともに消えた。
何とか間に合った。

少し怖かった・・・そして焦った。
相手が3体にもなると、やはりやっかいだ。
「残りの奴は?」
私は最後の1体を探した。私の右肩に激突
した奴だ。

「井口さん!!こっちです!」
龍門氏の叫びで、そちらに気を向けた私は、今にも斉藤さんにぶつかるかと言う瞬間の霊体をみた。

「龍門クン!!」
思わずその横に立つ龍門氏に叫んでいた。

「分っています!」
               続く

Posted by kiyoman 18:45:22Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 24

2007-07-27

1体は始末したから、残るは2体のいま目の前に漂う霊・・・それからママの中に憑依した1体。

「先生!!今のは何ですか?パッと現われて、シューって消えた液体は・・・何も見えなかったのに、先生に気合の声と同時に・・・それにあの匂い・・・この部屋中がまだあの匂いだ・・・・」

「斉藤さん・・・今のは井口さんが仕留めた霊体の末路ですよ・・・それにしても素早いな・・・」
龍門クンが斉藤さんに説明をしてくれていた。

「確かに素早いよな・・・こいつらは」

「いえ・・・私が言っているのは、先生の勝負がですよ。普通では相当危険な相手なのに、1体とはいえ、あっという間に始末してしまいました・・・その事を言ったつもりです。」

「龍門クン・・・お褒めいただいたついでに、もう一つお願いを聞いてくれ。」
「何でしょうか?」

「君は知っていると思うけど、サキエママに憑依している霊に、私が不意打ちを食らわないように、封じていてくれないか?」

「・・・・・・・・・・」
「君にはその力はあるはずだ。龍門クン」

「分りました。今回はサービスです」
「うん・・・頼む。」

今度は私は両手を大きく広げて、手の平を上に向けた、そして両目を静かに閉じた。

「破・・・・・・」
この時の私のイメージは、手のひらから上に光のオーラを集中させて立ち昇らせているのであった。

「先生・・・・物凄く暑くなってきたんですが・・・急激に。」
斉藤さんがワイシャツの襟を広げながら言った。
                続く

Posted by kiyoman 01:39:07Comments(2)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」23

2007-07-26

私の挑発に、今にも飛びかかってきそうな勢いだ。

「来い!!」
胸前に両掌を広げて伸ばした体制で、裂ぱくの気合いを発した!

その言葉に押されたように1体の霊体が襲いかかってきた。
「ギーッ」
「破っ!!」

霊体が自分に当たる瞬間に、両の手のひらを握った。

その時何も見えないはずの空間から、勢いよく壁にぶち当たる緑色のジェル状の物体

そして何とも言えない臭気が襲ってきて、わずかな時間でそれも消えた・・・

斉藤さんの目から見たらこういう状況だったと思う。

もちろん私には、私の握ったこぶしを境に真っ二つに割れて壁にぶち当たる光景が見えていた。

「これで1体は消えた・・・」

残る奴らは・・・慎重になったようだ。
              続く

Posted by kiyoman 22:06:06Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 22

2007-07-26

「さあ・・準備はできた。しかし・・・凄い力だ。」

私はあらためて自分の足首につけられた、くっきりとした手形をみた。
鮮明に5本の指の址がつけられていた。

その間にも部屋の中をうごめく緑色の霊体たち・・・
霊体と言うより、その姿は魔物に近いだろう。

この状況も、斉藤さんやママには何も見えないことを考えると、本当に厄介な仕事だ。
しかし 斉藤さんやママの事は、さすがに龍門クンでも守ってくれているから安心だし、その龍門クンの動きも、斉藤さんの目があるから、抑えられている。
一番確かな状況なのかもしれない。

「さあ・・・かかってきなさい。」
私の長髪の言葉に、真っ赤な口から、怒気の色が見えるのではないかと思えるくらいの、熱い呼気が吹きつけられた。

「ガ―ガッ・・・グッグー・・・」

「気に食わないか?そんなに私が・・・」
さらに挑発した。
             続く

Posted by kiyoman 19:34:21Comments(0)TrackBack(0)

足首を握りしめる「手」 21

2007-07-25

龍門の食塩情報を聞いて私は確認の失敗を痛感した。

「なに?まずいぞ!こちらを意識した動きになってしまったか・・・・」

部屋の真ん中に立つ私の、右足首を急に何者かが握った。
思い切り前方にひかれた事により、勢いよく尻もちをつく私
「龍門クン・・・斉藤さんとママを守っていてくれ!」
「分りました。こちらは任せてください」

龍門氏にうなずきながら私は、そのまま結跏趺坐(けっかふざ)の姿勢をとった。

自分の周りに張りめぐらされる結界
「●◎○▽$・・・#&!¥・:@」
念気を最大限まで引き上げる。

「井口さん!!大丈夫ですか?!」
叫ぶ斉藤さんの声には反応せず、一心に念気を高める。

「さあ・・・準備は整った・・・・」
私はゆっくり立ち上がった。
                続く

Posted by kiyoman 09:07:53Comments(0)TrackBack(0)

▲ページの先頭へ

言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!
最近のマイブーム:もりそば・・・

  September/2008  

S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

Blog内検索

QRコード

QRCode