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プロの占い師が集う[占いブログ]


過去のお話を読みたい場合は

カテゴリーを細分化して、お話別に何とかまとめました。
読みたいお話別にすべて読む事が出来ますので、そちらからお探し下さい。


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廃寺の中にいたものは・・怪15

2007-10-02

一人廃寺に向かった私は、お堂の階段を登った。
賽銭箱があると言う事は、お正月などはお参り客で賑わうのだろう・・・・
少し恐ろしい気持ちがした。

その賽銭箱を回って、固く閉ざされた扉の前に立った私は、印を結び自分の呪語を唱え始めた。

固唾を飲んで見守る木下家の人たち。
あいにく昼間でも人気がない事が救いだった。
いや・・・その分、より一層不気味さがあったのかも知れない。
ただ・・・さっきの嘔吐を考えると、私を強く呼んだのは、このお寺なのだから・・・語りかけるのが私の仕事だと思って勇気を振り絞った。

「私は今 ここに来ました。さあ・・・貴方達の姿を見せてください。」
半眼の目を、お堂内部の薄明かりの中に向けた。

「く・・・苦しい・・・」
「あっ・・・熱い・・・死んでやる・・」
「私は気なんか狂っていないのに・・・」
「おぎやーおぎゃー」

4体の霊体の声が聞こえた。
徐々に近くに寄って来るように、次第にその声はボリュームを上げて行く。
それとともに・・・異様な匂いを伴う熱気を感じた。
それは腐臭だった・・・死に切れない不浄霊の末路だっただろう。
                続く

Posted by kiyoman 00:26:47Comments(0)TrackBack(0)

廃寺の中にいたものは・・怪14

2007-09-30

この女性の状況を考えた場合、長居は無用と考えざる得なかった・・・十分危険な状況であった。

しかし・・・ここに居るものたちを浄化させなければ、大人しく帰してもらえそうにない事も、また事実だった。

どうすべきか・・・そう考えたときだった。
お堂の中から、私を呼ぶ気を感じた。
なんだ・・・この女性の気は・・・それも複数だ・・・

・・・ん?お堂からある方面に向かって道のようなものが伸びているぞ・・・

その先にあるものは・・・鳥居? 鳥居の先にあるものは・・・???
あの焼身自殺の家に向かって伸びている。

そうか・・・このお寺は、このお堂から鳥居を抜けて、参道に沿って霊道になっているんだ・・・やばい所だな・・・
だからこその被害か・・・そして死者の数か・・・

これは今ここに居る人たち・・・ましてここに住む人たちにストレートには伝えられない事だぞ・・・と思うほどのヘビーさであった。

すぐに切れてしまう鳥居に渡された締め縄
悩める人を、呼んでしまう境内
精神的な崩壊を生んでしまう・・・この霊道。
このお堂・・・の中か・・・

「木下さん・・・それからみなさん、このお堂から下がってください。そしてカメラはお堂を多めに写しておいてください。それからこのビデオも・・・お堂をお願いします。」

私はそう言ってビデオ撮影もお願いして、一人お堂に向かった。
               続く

Posted by kiyoman 01:47:36Comments(0)TrackBack(0)

廃寺の中にいたものは・・怪13

2007-09-26

突然耳の横で大きな声を出された女性は、かなり驚いたようで、目を大きく見開いたまま金縛り状態になってしまった。

横に来た私の姿さえまったく見えず、気配さえも気がつかないほど、一心不乱に木を見ていたのでしょう・・・

そうあたかもこれから自分がぶら下がろうとしている、丈夫な木を・・・

それからどれくらいそのままで居ただろうか・・・

みんなの注視の中・・・時間にしたらたかだか20秒程だったかもしれません。
しかし周りで見守る人たちにとっては、とてつもなく長い時間に感じられたことでしょう。

「わ・・・わたし・・・どうしていた・・・の?」
まだ霞のかかったままのような声で、弱々しく聞いてきた。

もう大丈夫だろう・・・

「何でもないさ・・・ただ君は少し、気を失いかけていたんで声を掛けただけだよ・・・熱のせいだな?」

確かに熱のせいもあるだろう。
耐久力が弱っていたために、憑かれてしまったのかもしれない。
                続く

Posted by kiyoman 01:30:41Comments(2)TrackBack(0)

廃寺の中にいたものは・・・怪 12

2007-09-24

爛々とした眼をして、太い枝を見上げる女性に近寄った私は、黙って後ろに回った。

「まずいな・・・完全に同化している」

憑依と同化では、祖の危険度が違ってくる

憑依は、だいたい後ろに憑き、その人の精神障害を起こさせるものですが、これは徐霊しやすいパターンが多いのですが、同化の場合は、すっかり入り込んでしまっているために、引き出してから除去しなければいけないし、体や精神に受けるダメージは、比べ物にならない・・・

時間を急がなければいけない危険な状態・・・そして行動力自体も踏ん切りも、かなり危険レベルにあるのです。
そう・・・自殺の可能性が最も高い状態なのです。

私がこの時した事は・・・
耳元で急に大きな声でその女性の名前を呼んだことでした・・・

               続く

Posted by kiyoman 02:05:43Comments(0)TrackBack(0)

廃寺の中にいたものは・・・怪 11

2007-09-19

ビデオカメラとデジカメを持って家を出た。

昼間とはいえ、静まり返った広場に出た。

「じゃあ ビデオの電源を入れるからね」

お寺を中心に注意深くビデオを向けた。

「真由さん・・・気になった場所があったら、シャッターを押して撮りまくってください。」

「はい!私で撮れるかどうか分りませんが、撮ってみます。」

一同が廃寺の裏側に回った時だった・・・
この日に同行した女性がいたのですが、その女性は風邪をひいていて、大きなマスクをしていたのですが・・・

その彼女が、少しみんなと離れた場所をうろうろ始めました・・・
気になっていたのですが、その彼女が急に饒舌になって独り言を言い始めたのだった。

「この枝は良いわね・・・丈夫そうだし、多少重さがかかっても折れない感じだわ」
などと言い出したのだった。
その眼は完全に正気を失って・・・大きく目を見開いていた・・・

危険な状況だ・・・憑依の可能性が大きい。

私は念のためにその女性をビデオの中に納めた。
そして・・・私は彼女のそばに向かった。
               続く

Posted by kiyoman 00:41:14Comments(4)TrackBack(0)

廃寺の中にいたものは・・・怪10

2007-09-16

そこにいたほとんどの人間が、一斉に嘔吐した・・・

それを寺に招き寄せる催促ととる事の脈絡はない・・・

ただ、私にも・・・私がそう言った時のそこにいた人たちにも、そうだと思う何かがあったのは事実だろう・・・

「これから行きましょうか?」

「あそこで気持ち悪くならないでしょうか?」
お嬢さんたちが聞いてきた。
年頃のお嬢さんたちは、さすがにお寺で吐く訳にいかないと言う気持ちがあったのだろう。しかし・・・

「これが催促なら、おそらく今の一回で終わりでしょうから・・・心配ないはずです」

これも脈絡のない結論でしたが、私にはそう思えたのです。
現に・・・このあと・・・誰も吐く事はなかったのです・・・嘘のように・・・
食中毒ならあり得ない事だと思います。
ですから・・・寺の何者かに呼ばれたと言う論法は、あながち無茶な考えではなかったのだと思います。

しかし・・・憑依されていたわけでもなく・・・寺から送られてきた気・・・
私には、今でもそう思わざる得ないのでした。

「さあ・・・デジカメとビデオカメラを持って・・・それで撮影をしておきましょう」

「ビデオとデジカメですか?
「ビデオは私のを使います。カメラは持っているカメラを貸してください。」

「私のがあります・・・」
そう言って真由さんが持ってきてくれたカメラを持って、出発したのだった。
              続く

Posted by kiyoman 00:06:10Comments(0)TrackBack(0)

廃寺の中にいたものは・・・怪 9

2007-09-13

部屋にみんな戻ってきた・・・
一様に顔が青白い・・・

そんな時だった・・・
一緒に連れて行った小学生の息子が、立ったまま吐いたのだった!

「大丈夫か?」
子供なので気持ち悪くなっても、どうして良いか分からなかった内に、吐いてしまったようだ。

そんな時、今度は庭で娘がしゃがみ込んで吐いていた。

それを見ていて真由さんが言った。

「私も今 気持ち悪くてトイレで吐いていました。」

それを聞いて由香さんも
「私も今 吐いてきたんです・・・」
おいおい・・・どうした事だ・・・
私も・・・

「私も今2階のトイレで吐いてきたんだ」

「食中毒かな?まさか・・・ね」

奥さんが心配そうに言った。
そこに居合わせた、7人中5人が吐いた事になる。

しかし同じものを食べた残りの二人は平気な事を考えれば、食中毒とも考えられない

「おかしいな・・・私も急に・・・気分が悪くなったんだ・・・もしかして」

「もしかしてって?」

「うん・・・なかなかお寺に行こうとしないから、あおり始めたかな・・・と思って」

「そう言う事もあるんですか?」
「うん・・・何故か なかなか動きたくない気分になっていたからね・・・その理由も分からなかったんだけど・・・それも今の現象で目が覚めた・・・」

               続く

Posted by kiyoman 11:11:43Comments(0)TrackBack(0)

廃寺の中にいたものは・・・怪 8

2007-09-12

「そこの奥さんが・・・焼死しました。」

「やはりそうですか・・・あの熱さは尋常な火事では無かったと思いますが・・・残留思念として、相当強く残っていますから」

「先生・・・今 この家は大丈夫ですか?憑いてきたりしていませんか?」

「うん・・・大丈夫ですよ。心配ないです。ともかく明日、行って霊を鎮めましょう。」

そう言って今日のところは寝る事にした。

翌日 朝起きて天気がいい事にホッとした。

ゴールデンウィークでも、初夏のような暑さであった。

廃寺の事を考えたら、天気がいい事がまずは救いであった。

お日様の光は、何よりも強い武器になるのであった。

一同が遅い朝食をとった所から、この話は急転し始めるのであった・・・

昼を過ぎても、私の腰が重く、みんなもなかなか腰を上げようとしなかった時・・・

私は急に気持ち悪さを覚えて、2階のトイレに駆け込んだ。そして嘔吐した・・・

「どうしたんだろう?」
自分でも急に気持ち悪くなったことに驚いて、みんなの場所に戻ると、皆がいない。

そうこうしている間に、一人 また一人と戻ってきた。
なぜか一様に青い顔をして、口元とお腹を押さえていた。
               続く

Posted by kiyoman 00:15:04Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
ピーマン・茗荷以外なら何でも好きです。
お酒はあまり飲めません。強くないです。
善哉が大好きです。

あっ!おまんじゅうと羊羹が苦手です。

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