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プロの占い師が集う[占いブログ]


過去のお話を読みたい場合は

カテゴリーを細分化して、お話別に何とかまとめました。
読みたいお話別にすべて読む事が出来ますので、そちらからお探し下さい。


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お墓の復讐 27

2007-06-21

そのデジカメに写っていたのは、無数に漂う 大小のオーブであった。

「これは人魂?こんなに沢山?」
遠藤さんは絶句しながら言った。

「オーブと言って、まあ 人魂のようなものですね。霊魂と思ってもらって良いでしょう。」

「それが・・・このお墓の周りに、こんなに一杯?」

「うん・・・そのようです。」
「井口さん・・・私はどうすれば良いでしょうか?さすがにやばいかなと・・・思っています。」

住職が泣きそうな顔で、私に言ってきた。気持ちは早く退散したいのだろう・・・しかし このままでは終われない・・・

「遠藤さん・・・これからご住職のお経の上に、私の念を乗せますので、ところどころでシャッターを押してください。枚数は気にせずに・・・同じ場所をとってもらった方が、比較しやすいので、そのようにお願いします。」

そう言って私は、デジカメを遠藤さんに手渡した。

「さあ・・・・これからが本番です。住職・・・猛一文張りお願いします!」

「はい!分かりました。」
                   続く                  

Posted by kiyoman 20:19:32Comments(0)TrackBack(0)

お墓の復讐 26

2007-06-21

3つの倒れた墓石の前についた私達は、そこで驚かせる問題にぶつかった。

「このお墓・・・みんな割れていますよ。」
「うん・・・そうね。夜で気がつかなかったけど」

そこにあったお墓は、倒れた拍子なのか上部と下部が真っ二つに割れてしまっていたのだった。

「住職・・・この三つのお墓の表記を書き写してもらえませんか?」

「表記ですか?」
「はい・・・納められている方々の歳や、建立年月日など、何でも構いません。」

「分かりました・・・メモが必要ですね。」

「あっ!私 持ってます。」
そう言って遠藤さんは、カバンの中からメモ帳とボールペンを出して、住職に手渡した。

「それじゃ・・・お願いします。住職」
「分かりました。」
住職はお墓の表記を調べる作業にかかった。

「さあ・・・私の仕事は・・・この塩だ。」
そう言って墓の前にしゃがみこみ塩を一つまみして、お墓にかけた。

「デジカメで写真を撮ってみますから・・・」
こういう時は、肉眼よりデジタルカメラの画像の方が、霊を捕らえやすいのであった。

「カシャ!」
一枚 お墓の上を移した写真に、すでに異常が現れていた。

「この写真を見て下さい。」
そういって私は、デジカメのモニターを見せた。
                 続く

Posted by kiyoman 10:36:09Comments(0)TrackBack(0)

お墓の復讐 25

2007-06-20

遠藤さんのお母さんが言った一言が気になる・・・

何かが足に絡みついたようだったと・・・

大事に至らなかったから良かったが、もしもの事があったなら、之も私の失態だ。

これでは気が抜けないな・・・
私は、一呼吸 ため息をついた・・・

「あった・・・この塩だな・・・」
粗塩の入ったお皿を持って、戻ろうとした私を、突然 立ちくらみのような現象が襲った。

「????なんだ・・・・この感じは。」
私は自分の額に、右手の人差し指と中指を当てた。

「正常な感覚に戻ったか・・・三半規管に影響が出たのか・・・大したものだな・・・」

私は細心の注意を払いながら階段を下りて、みんなの元へ戻った。

「先生・・・何もありませんでしたか?」
遠藤さんが真っ先に聞いて来た。

「大丈夫ですよ・・・何にもありませんでした。」

私は自然に笑って見せた。

「塩は持って来ました。みなさんも細心の注意をして下さい。さあ・・・お寺へ向かいましょう」

時間で言うと 午前11時頃であった。

「今日は曇り空で、こういう事をやる日としては、嫌な日ですな?」

住職が本当に嫌な顔をして小声で言った。

「同感です・・・」私はふっと笑いながら答えていた。
                続く

Posted by kiyoman 22:14:19Comments(2)TrackBack(0)

お墓の復讐 24

2007-06-19

ここまでの話を振り返りましょう・・・
お読みになっていた方々のほとんどの人が、幹夫くんをスムーズに成仏させて終わりと言う、有る意味とてもシンプルな、先の想像つく終わり方を想像していた方が大半だと思います。
しかし・・・そのような終わり方のお話は、私の記憶に強く刻まれる事はありません。
これからが本当の意味で、お墓の復讐が始まるのです・・・・・・

ここから続きです・・・・

「お墓に行きましょう。」
「どうしたら良いでしょう・・・私達」

「そうですね・・・まずはお墓を建て直し、少し埋めます。ですから監督さんには重機をお墓に回してもらいたいのです。もちろん今回は、しっかりとお守りしますから、祟りを心配しないで下さい。」

「はい!分かりました。」
監督はそう言って重機に向かった。

「ご住職は私と一緒に、それぞれの方法で霊たちの訴えを探り、静める事に全力投球して下さい。」

「かしこまりました。拙僧に出来るか不安ですが、井口さんとなら・・・出来そうな気がします。」

「大丈夫ですよ・・・貴方はお経のプロですから、それだけでも私は安心できます。」

「あの・・・私達家族は?」

「そうですね・・・今回の責任的には遠藤家にあります。ですから怖いでしょうが一緒に来て下さい。」

「はい!そのつもりです・・・」

「その時に・・・私が作った粗塩の残りを持ってきてください。そしてそれをそれぞれの左手に握った状態で居て下さい。」

お母さんはうなずいて粗塩を取りに言った。

「さて・・・緊張するな・・・・今日は。」
そう言ってお墓の方向を見つめた時だった。

「きゃーっ!」ドタドタ ドスン!!
家のほうで凄い音がした。

「お母さん?」
遠藤さんが走って家に向かった。
みんなも慌てて家に向かった・・・・

「いたたた・・・・階段から・・・足をすべらせてしまって・・・何かが足に絡みついたような感じがしたと思ったら・・・びっくりさせてすみません。あたたた・・・腰を打っちゃったみたいだよ」

「・・・・・・・・」
みんなこの偶然を、ただの事故とは考えにくい状況になっていた・・・・

「お母さん、気にしないで下さい。私が取ってきますから。」

そう言って私は二階に上がっていった。
これ以上 みんなを不安にさせるわけにはいかなかったのだ。
                   続く

Posted by kiyoman 20:34:14Comments(0)TrackBack(0)

お墓の復讐 23

2007-06-18

その日、私は一旦 帰路についた。
今回は、私の失敗に等しい結果を招いてしまったようだった。

迂闊だった・・・不注意でもあった。
幹夫くんを早くあげてあげたいという気持ちが先行してしまい、お墓の人たちに対する配慮に欠けていたのは事実だった・・・・

私の責任だ・・・何とか明日こそしなければ・・・

次の日が来た。
予定通り迎えの車が来た。

その車に乗って遠藤さん宅に向かう・・・・

策は?
自問自答しながらも、一つの方法を試してみる事にした・・・いや・・・おそらくこれしか方法はないのだろう・・・おそらく・・・・・

遠藤家について車を降りたら、その場には数人の人が私の到着を待っていた。

遠藤さん・・・遠藤さんのご両親・・・住職・・・現場監督・・・それのお姉さん夫婦
7人の人間と、幹夫君の出迎えを受けた。

「みなさん・・・お揃いでしたか?」

私は出来るだけ元気な声を出した。
こういう時の私の言動は、みんなの気持ちを大きく左右する事を、私は良く知っている

「先生・・・本当に大変なお話のご依頼をしてしまい、申し訳ございません。」

遠藤さんが頭を深々と下げて言った。

「あはは・・・何を言っているんですか?まだまだこれからですよ!うん!」

「井口さん・・・私に出来る事なら、お力を貸しますぞ!」
住職もさすがに事の重大さを感じたようだ。

「井口さん・・・俺もこのままじゃ、枕を高くして眠れねえから、手伝うぜ!重機もこの通り用意してきたし・・・・」

「監督さん・・・住職さん・・・ありがとう。お言葉に甘えて今日はお力をお貸し下さい。必要なのです。」

いったい井口は、どのようにして解決しようと言うのだろう・・・・
                 続く

Posted by kiyoman 22:25:14Comments(0)TrackBack(0)

お墓の復讐 22

2007-06-17

おかしい・・・何が足りない?
私はさすがに焦りを感じた。

確かに3つの墓標の祟りが、この家の長男だけで満足する筈は無かったのだ・・・・

あまりにも怒りの強さに、住職さえ顔色を悪くしていた。

「これは祟りですかね?」
そう住職は、私の顔を覗き込むように聞いて来た。

「ショベルカーの運転者の事故は偶然の可能性があります。しかし・・・このお墓の倒壊はあきらかに何かのメッセージでしょう・・・・」

その時だった!お父さんが何気なく倒れたお墓の一つに触ろうとした。

「ダメです!触っては!!」
しかし その静止は遅かったようだ。

「うわ〜!あ・頭が痛い!!」

お墓に触ったと同時にお父さんの頭を襲った激痛。

「まずい!」
そう言って私はお父さんの背中に回り、頭に気を送った。
20秒近く掛かっただろうか・・・・ようやく落ち着いてきたようだ。

「一旦離れましょう。ご住職!お墓の直しは明日にしましょう。」

「分かりました。その方が良いようですね。」

そう言って住職は、倒壊したお墓に一礼してその場を引き上げた。
むろん私達も引き上げる事にした。

結界を張り巡らす事を忘れずに・・・・
                  続く

Posted by kiyoman 21:07:03Comments(1)TrackBack(0)

お墓の復讐 20

2007-06-16

「何があったのお父さん?」

「現場監督からの電話です。今日ショベルカーを使いましたよね?そのショベルカーの運転作業員の人が、交通事故で・・・死んでしまったそうです。」

「えっ?死んだ・・・・」

「そらしいのです・・・もちろんプライベートな時間の事故なんだそうですが、あのお墓の発掘の後だけに、これはもしかすると・・・と思って連絡をくれたそうです。

「これは偶然?必然?」
遠藤さんが独り言のようにつぶやいた・・・

「偶然だとは思いますが、このお墓の現状を見ると、物凄くいやな感じはしますね・・・」

私は腕組みをして考え込んでしまった。

(まずいぞ・・・この展開は・・・何が悪い?何をへました?)

私の頭の中は、猛烈に回転し始めていた。

「まだ・・・怒りが収まらないのか?」

私は倒れた墓石を見つめながらつぶやいた。
                続く

Posted by kiyoman 19:59:51Comments(0)TrackBack(0)

お墓の復讐 20

2007-06-16

「幹夫君・・・良かったな。オートバイのプラモ買ってくれるとお父さんが約束してくれたぞ。さあ・・・そろそろこの世ともお別れしようか?楽になろうな?」

私は幹夫君に微笑みながら言った。

「はい・・・靴がはけて・・・嬉しかったです。もう思い残す事はありません。」

「皆さんもいいですか?
「はい・・・お願いします。」
「幹夫・・・さようなら・・・・」

「では・・・・・・・・・・・・???」
印を結んだ私は、何かの抵抗感を感じて、途中で止めた。

「先生?どうしたんですか?」
遠藤さんが慌てて聞いて来た。
「うん・・・何か 幕のようなものが張っていて、僕の呪文が邪魔されている。」

「邪魔を?お墓のせいですか?」
「うん・・・そうかもしれない。」
そう言って私と遠藤さんは、窓から隣のお寺を覗いた。
例の3つの墓石が見えるはずだからだ。

「先生!!あれ!」

「うむ・・・なんでこうなったんだ・・・直ぐに行ってみよう。」

この時の光景は・・・・
綺麗に並べられていた3つのお墓が、どういう訳か3つとも前向きに倒れてしまっていた。

その前に置かれた、お線香とロウソクの立てられていた台ごと押しつぶすように・・・

「ご住職!お墓が・・・お墓が倒れています!見て下さい!!」
遠藤さんはそのお寺に走りこんで住職に叫んだ。

「何ですと?そんな馬鹿な・・・ちゃんと埋めて安定させた筈じゃから、そう簡単には倒れたりねぬはずじゃ・・・・どれどれ・・・」

倒れたお墓の前に私と住職と遠藤さん家族が呆然と立っていた。

「悪い気を感じるな・・・まだ・・・」

その時遠藤さんのお父さんの携帯電話がなった。

相手は今日 お墓の掘り起こしをしてくれた現場監督だった。

「なんだって!それは本当ですか?」
電話を持つ手が震えていた・・・・
いったい何が・・・まだあるというのだろうか?
                 続く  

Posted by kiyoman 11:24:15Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
ピーマン・茗荷以外なら何でも好きです。
お酒はあまり飲めません。強くないです。
善哉が大好きです。

あっ!おまんじゅうと羊羹が苦手です。

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