スピリチュアルに出会って

「スピリチュアルに出会って」 山口 恵理子 様

 幼い頃、両親が離婚。私は母と共に、住まいを転々としながら成長しました。

心はいつも不安定で「私はこれから先どうなるんだろう」と思っていました。

 母の口癖は「お前は父親から捨てられた。だから仕方なく引き取った」でした。

家では母と喧嘩ばかり、学校でも友達は出来ず、いつも一人ぼっちでした。

自己否定が強く「愛されない自分なんていらない。この世から消えてしまいたい。」と思う毎日でした。

中学生になると真剣に自殺を考えるように成っていました。

「私は何故生まれてきたんだろう・・・?」

「なぜこの世には幸せな人と不幸な人がいるのだろう・・・?」

「なぜ、私だけが不幸なんだろう・・・?」

 人にはとても言えない辛い事もありましたが、幼い私には耐えることしか出来ませんでした。

孤独と戦いながら「生きることの意味」「自分自身の存在価値」を探し続けていたのかも知れません。

二十歳の時には母が、その二年後には四歳の時、生き別れた父も死にました。

そして、後を追うように、優しかった祖父母もこの世を去りました。

 一人に成った私もその後、結婚し子供も生まれ、夢にまで見た家族を創る事ができました。

でも幸せを手に入れたはずなのに、心はなぜか満たされませんでした。

先生から「人の魂を救って前世の業を終わらせる」という私の使命を聞きました。

そして、「今までの苦しみや悲しみは無駄では無い」と教えられ「私は人のために生きよう」と決めたのです。

 時々、亡くなった祖母の微笑んでいる夢を見ます。

特に話はしないのですが「孤独じゃないよ。いつも見守っているよ」と言われている気がします。

八歳になる息子も「僕がお母さんを選んで生まれてきたよ」「次、生まれ変わっても絶対お母さんがよか」と言ってくれます。

私は「たくさんの愛を貰って生きているんだな・・・」と。今は凄く幸せ感じています。 

今後は少しでも多くの方々のお役に立てるような生き方をしたいと思っています。