今日は少しマジな話で…^^
御存知の方も多いと思いますが…ワシは元ナースでした。
勤務していたのは整形外科と精神科でしたが…看護学校では、実習中に、殆ど全ての科目の医療機関を体験実習します。
そして…ワシにはムチュメが二人います。
つまり…患者として、産婦人科にはお世話になって来ました。
その立場から…どうしても、この事件には無視は出来なかったと思って下さい…<(_ _)>
2004年12月17日、福島県立大野病院・産婦人科の加藤克彦医師(40)は一人、出産時の癒着胎盤の手術で大量の出血と闘い、患者を救おうとしたが果たせず、母体死亡という結果を招いてしまいました…。
「一人」というのは当時、加藤医師が「一人医長」といって、産婦人科医不足のため一人でその病院と地域の産科医療に携わっていたからです。
それから1年以上が経った06年2月18日、加藤医師は業務上過失致死罪と、異状死を24時間内に所轄警察署へ届け出る義務を怠った医師法21条違反の疑いで逮捕されました。
医師が業務上過失致死で起訴される事自体、異例でしたが、その極めつきはテレビ放映。
おそらく警察から情報が流れたと思われる、手錠をかけられた加藤医師の姿が全国放映されたことです。
それは所轄の富岡警察署の功績となったようで、その後福島県警から表彰されているそうです。
只でさえ出産件数の激減で少なくなって来ている産科医療…。
それが、この事件をきっかけに、更に産科をカテゴリから外す総合病院も増えて来ていると言う事実を御存知ですか?
全国の医師達が加藤医師を救う為の活動を行っています。
癒着胎盤と言うのは、1万件に2・3例と言う数少なく、しかも前検査では判断されにくい(事実、今回もそうだったようです)症例です。
産科医師の少ない中、彼は一人、帝王切開中に発見されたそれを、文字通り“何とかするべく”頑張り…そして患者様を死なせてしまった…。
そして訴えられる…。
…そんなやったら難しい手術はしない!
と、医師達が“逃げ”をかまし“タライ回し”したとして…どうして責められるでしょう?
…確かに…病のうちにある方々を救うのが医師の“仕事”です。
でも、それで…無理やったから、救えなかったから訴えられてしまうんなら…
『人殺し』
と、苛まれるんやったら…
…医療はどうなってしまうんやろう?
『再び医師として働かせていただけるのなら、また地域医療の一端を担いたいです』
意見陳述の最後に…加藤医師はこう言ったそうです…。
8月20日、福島地裁で、判決が下されます。
日本の医療そのものに対する“これから”が、これで決定されてしまうのではないか?と言う重大な判決です。
お子をお持ちの方、これから妊娠出産を御計画の方々だけでなく…
みんなで考えて行かなければならない問題と思っています。
どうか皆様もご注目を…!
最後にお亡くなりになった方の御冥福を祈らせて頂きます…(-人-)