地山謙 ・・・ 謙譲
人間は、他人の欠点は良く見えるのに、自分の欠点はなかなか
見え難いものですよね。
なので何か、相手が過ちを犯してしまった時には、つい厳しく
叱ってしまうものです。
特に子供を叱る際は、キ〜〜〜!!!っとなって、どうしても
感情的になってしまい、今度は夫が私を叱ることになります。^^;
見て見ぬ振りは責任放棄になりますが、その叱り方が難しいのです。
あまり厳しく咎めすぎても、感情的になっても、相手の反感を
かってしまうばかりです。
こんな話があります。
ある大学教授が日本に研究に来ているイギリス人学者の自宅で
お酒を飲んで楽しんでいましたところ、楽しくてつい飲みすぎて
ベロンベロンに酔っ払っい、泥酔してしまったそう。
翌日、教授は自分の失態を恥じ、猛反省しつつ、どう詫びようかと
悩んでいました。すると深夜になり、泥酔したイギリス人学者が
突然教授宅を訪ねてきたそう。
「一杯やりましょうよ♪(笑)」と。
このお話に、私はイギリス人学者さんの深い思いやりを感じました。
相手はきっと、詫びても詫びきれないほど恥じ、気に病み悩んでいるだろうと察し、
自分も同じようにヘベレケになり、相手の負担を軽くしたのですね。
なかなかできることではありません。
私も大酒飲みですから、自分に置き換えて考えてみましたが、
自分にはここまで粋なことはできないと思うと同時に、
謙譲の美徳があるからこそ、できる行いなのだと思いました。
教授のように、お酒の席で周囲に迷惑をかけるような大失態を
やってしまったなら兎も角、些細なことまで覚えていて、
翌日ネチネチ叱る人もいます。
(あんなことを言うのは如何かと思う、あんなことをすべきではないだろう云々)
人としての器って、こういう時にこそ、わかるものですよね。