←この話の犯人。ばっさり切った髪の毛がうっとうしくて
でも、むすぶにはちょっと短くて、
ウィッグを買いに出かけた。
いろいろな種類があって、
すんごくなやむ。
ウィッグをつけては、はずし、
つけては、はずし。
店員さんのアドバイスもうけながら、
自分に似合うウィッグをゲット!
おだんごになるやつね。
NAYURAはおだんご頭が好き。
ウキウキらんらんで、レジにすすむ。
レジには二人の人がいた。
ひとり、レジの下でごそごそと
何かをいじってるおじさんがいた。
紙袋とかを整頓しているみたいだ。
レジのひとが、あたしのウィッグに
ピッと、バーコードをあてた。
そして、元気に2980円でーす!と。
あたしは、財布から3000円をとりだして
彼女に渡した。
彼女は、お札をうけとり、
あたしのウィッグを丁寧に袋に
つめてくれようとしたんだけど、
手が滑ってレジの下に落としたのよ。
「あ・・・すみま・・・」
その瞬間、
下でごそごそやってた人が立ち上がった。
・・・ら、
おじさんの
つるつる頭にウィッグが
チョンと、乗っていた。
ヾ(≧□≦)ノ
うわあああああ
なんだよこのタイミング!
ギャグ漫画かよーー!!
うぷ。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
あたしはこらえてるっつーのに、
レジのお姉さん大爆笑。
笑いたいのはわかるわよ。
あたしだって笑いたいわよ。
ちょっと笑いすぎよ、収めなさいよ。
つられちゃうでしょ。
あたしだっておかしいのよ。
でも笑いこらえてんのよ。
なんであんただけ笑ってんのよ。
おかしいじゃないのよ。
そうよおかしいのよ。
ほんっきでおかしいの。
おかしすぎるのよ、
でもわらっちゃいけないのよ。
ちょっとあんたねえ、
笑いたいのよ、でもあたしだって!
あんただけずるいわよ。
タイミングよすぎよ。
漫画かよってくらいによすぎるわ。
神様ちょっとタイミングよすぎよ。
なんでこんな試練をあたえんのよ。
だめ、はやくレジすませて。
あたしにおつりちょうだい。
20円はやくちょうだい。
ちょっと、おねーさん笑いすぎだよ。
失礼じゃない、でも笑いたい。
くううう、苦しい。
震えてる、あたしの体。
つるつる頭の滑り台を、それはそれは、
たのしそうに滑り落ちたあたしのウィッグを
さりげなくつかんで
おじさんは、何もなかったように、
袋につめて、渡してくれた。
「ありがとうございました」
拷問かと思った。




